来月、11月20日(土)、予定通りフリーダムフォーク集会を再開したいと思います。9月の緊急事態宣言を抜けて、少ぅし感染者の数も減ってきて、それでも感染対策は備えて再開せねばなのです。

再開にあたって、9月フリーダムにエントリーいただいていた皆さんに、11月の出演はどうでしょう、とお伺い立てたところ、ありがたいことにほぼ全組からOKのお返事をいただきました。なんて嬉しい。多謝多謝。皆さんよろしくお願いします。
11月20日(土)フリーダムフォーク集会、出演者がすべて決まったらまた改めて告知します。飛び入りコーナーは相変わらずなしです。ワクチン摂取も進んでいるようですし、状況を見て飛び入りも再開できたらとは思うのですが、まだまだ時期尚早と思うので、とりあえずはなし。そこのところはご了承くださいませ。
ずっと自粛してたので、こうして外に出られる予定が決まると嬉しく思います。が、逆に町内会のしがらみ行事のような面倒臭い集まりも、ここ二年近く中止中止で、そういうのは出ずに済んで本当に楽チンでした。
このままいっそ永遠にしがらみはなくなってしまえ、と不謹慎な考えすら頭をもたげてきます。
感染者が減ってきてイベントが行けるようになるのは望むところなんですけど、そうなると、出たくないしがらみ行事も復活するんだよな、って、そう思うと気が重い。
なーんか、町内会への社交能力なんて、コロナのせいですっかり忘れてしまった気がします(もともと大して社交能力はない)。遊びには行けるようになりたい反面、行きたくない行事はこのまま行かずに済むようならないものか。そうはいかないだろうな。アア面倒くさい。
若者にとってのこの二年間の自粛は、当然ながら人生にとっての小さくない打撃だったことでしょう。学校イベントの中止中止で、卒業アルバムに載せる写真がないって話も聞きますものね。うちの娘はそれでも修学旅行に行けたし、体育祭もやれて合唱大会もやれそうで、ラッキーでしたよ。
この自粛時間も、そう遠くないうちに終わるかも知れない、そんな希望を持つと、逆に、家に籠っているうちにやっておけたことがあったんじゃないかしら、と近頃は思ったりします。《外に行けない》だけじゃなく《外に行かずに済んだ》という得もあった。そう思えば、いつかコロナを振り返る日が来た時《あの時あれをやっておけば良かったな》と悔やむのかも知れません。
録音は、再開したいですね。自粛で時間はあったはずですが、気持ちが何故か録音に向かわなかった。無気力でした。もったいないと思うけど、ただでさえ腰が重くなる録音作業、曲をつくるだけで精一杯。
よくYouTubeで、奥田民生がひとりで全ての楽器を演奏して多重録音をやってるのを観ますが、なんて楽しそうなんだろうって眩しく思います。今は、ひとりで音源制作というとDTMソフトでサクサク打ち込みをやる人が多いでしょうけど、こうしたちゃんと生の楽器を演奏したのをチマチマ重ねていく工程は、観てるだけでとってもワクワクします。完成した音も含めて僕は絶対こっちが好きですね。打ち込みは打ち込みでもちろん好きなものもあるけど。
↑上記のリンクのアルバムは、二枚とも民生のひとり多重録音でつくられた快作で、僕のお気に入りです。おまけDVDの録音風景を観ていて驚くのは、民生はアレンジを完璧に仕上げて録音に挑んでるのですね。ベースラインもドラムのフィルも、キーボードのリフも、ぜんぶ頭の中にある。そうでなけりゃあんな迷いもなく録音できないよなーって感心します。
今日、欲しかったエミット・ローズのセカンドをタワレコで安く買えたのですが、この人もひとり多重録音の人でした。

《ひとりビートルズ》という異名を持つエミット・ローズのこのアルバムは、1st『エミット・ローズの限りなき世界』ほどにはビートルズっぽくは感じません。でも、曲によっては「ミスター・カイト」だったり「フール・オン・ザ・ヒル」っぽい音でニヤリ。何より、これをひとりで全て演奏してるのかーって思うと楽しい。
エミット・ローズのアルバムは本当にそつがなくて、特に非の打ち所もないんだけど、逆に飛び抜けた個性もない。もしどこかで流れてても《あー、エミット・ローズだ》となかなか気づけない、そんな印象のミュージシャンです。でも、僕は結構好きですね。楽曲が本当に良い曲ばかりだし、演奏もとてもいいんです。こういう懐かしい音が好き。
民生や、ポール・マッカートニー、トッド・ラングレンとかエミット・ローズとか、ムッシュかまやつの傑作『ムッシュかまやつの世界』とか、ひとり多重録音にはひたすら憧れます。
僭越ながら、昨年発表したマシスのCDも、頑張ってひとりで全ての楽器を演奏してます。もちろんマルチとかいうのはおこがましくて、出来ることしかしてないけど、拙いながらもチマチマやってます。
自分のCDには、自分で演奏できない楽器の音は一切入れまい、って下手なりのこだわりです。
こういうの、ぜひ二枚目も作りたい。この先、出来ればもう二、三枚は頑張って発表したいです。腰を上げねばな。
マシス