10月18日に戸田書店掛川西郷店の閉店、というニュースを聞いて、ここが無くなってしまったら、我が家はこれから一体どうしたらいいんだろう、と暫し戦々恐々となったのです。
例えば、これまで10回掛川に出かけたうち、7回は戸田書店に行っているってくらい、我が家にとって掛川市とは《戸田書店(西郷店)のある街》でした。気持ち的には7回どころか10回中9回は戸田書店だろう、と言いたいくらい。これは大げさに言ってるわけでなくて、連れ合いも同じ意見です。
戸田書店西郷店とはそれほどに我が家お気に入りの書店で、他の書店の棚があまりに面白味がなくなって行く中でも、ここだけは信用できる、とずっと思わせてもらえたのです。うちからの交通の便もわりと良く、ホントにずいぶんとお世話になったものでした。
なーんか、掛川市には申し訳ない言い方を許して頂けるなら、戸田書店が無くなると、僕はこれから掛川へ行く用事がほとんど無くなってしまうなぁ、ってのが偽らざる心境です。本屋の閉店とは街の文化の損失なのです。
そんな理由で数日前より、みんなでお別れの買い物に行こう、と計画を立てまして、本日行って来ました。娘も《これを図書カードにしてもらう》と貯めたお小遣いから一万円札を出して来ました。
およそ30分の店内滞在散策吟味を終え、結果、僕が4冊、娘が4冊、連れ合いが5冊の、計13冊を購入。三人ともいっぱい本を買えた幸福感を存分に味わって帰還しました。
一番値段の高かったのが娘の買った新刊のアナザー(Another 2001/綾辻行人)。僕も連れ合いも文庫本しか買わなかったのに、娘だけはこのハードブックを最初から大事に抱え込んで、これがずっと読みたくて欲しかった、と嬉しそうでした(その後《アナザー重すぎる!》とボヤいてましたが)。

戸田書店西郷店、長い間お世話になりました。うちの家族は貴店の棚が大好きでした。コロナ騒ぎがなければまだ営業できたのかな。それは静岡の葵ビルの戸田書店本店も同様だよな。戸田書店西郷店は店舗こそ小さいけど、葵ビル本店にいる時の楽しさに負けず劣らず楽しい時間を我が家にくれました。いかん、こんなん書いてたら泣きそうだ。18日までまだ時間があるので、お近くに行った皆さんはぜひ戸田書店の棚を見に寄ってくれたらと思います。最後まで掛川市の文化の灯火を美しく楽しく掲げてくださいますように。
棚が面白い本屋がどんどん消えてしまうのが淋しい。古くは袋井市のあつみ書店が消えて、今回は戸田書店が消えてしまう。もう僕の知るところでの棚が面白い本屋って、セノバのジュンク堂書店しか残ってないよ。本を買いに静岡まで行かなきゃならんのか。うーん。






