最近テレビで宇宙戦艦ヤマト2202を観たのです。ちょっと前に2199も観てて、僕はヤマトのそれほど熱心なファンじゃないのですけど、平成リメイクのヤマトはとても面白かった。昔の作品に思い入れがないので、特に比べるでもなく良いじゃん良いじゃんと楽しみました。
ヤマトを観た数日後のこと、古本屋で《「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男》の背表紙が目に止まり、思わず買ってきてしまいました。ヤマトを事前に観てなかったら絶対手に取らなかった本です。

僕はプロデューサー西崎義展のことは何も知りませんでした。でもきっと世を騒がせた時代の寵児ということで、僕が知らないだけで世間では有名人として記憶にある人も多いのでしょう。
表紙に《愛すべき悪党》とありますが、本で読む限りそんな可愛いものじゃない。口先三寸で人を言いくるめる山師、目立ちたがりやで、大ボラ吹きで、金にルーズで、女ったらしで、疑い深い独裁者。あの手塚治虫に毛虫の如く嫌われ、ヤマトの興行を当てて、ヤマトでたくさんの人を振り回し、ヤマトの権利を死ぬまで手放さなかった男。
この西崎みたいな男がもし知り合いに居たとしたら、僕は《愛すべき》なんて絶対に思えないです。欲望のままに行動して周囲に迷惑をかけることを屁とも思わない、読むほどに胸糞悪くなるエピソードばかりなのに、ページをめくる手が止まらない。悪い奴の波乱万丈の人生って、悔しいかな読み物として抜群に面白いのですね。
結局、ひどい男だと言いつつも、当時、宇宙戦艦ヤマトが起こしたアニメーション映画の革命は、この男でないと出来なかった。西崎みたいな極端な異端児だからこそなし得た、ということがわかります。周囲の空気を読まずに我意を通す才能(我が儘、自己中という)。それまでの常識を重んじなかったから、日本のアニメーションの歴史を変えてしまったワケです。
逆に、西崎が亡くなったからこそ、2199や2202という素晴らしい平成リメイクが実現した、ということも書いてます。西崎がもし生きてたら、俺のヤマトを他人の好きにさせない、と絶対に文句をつけてきただろう、と。
ヤマトの熱心なファンじゃない、と言いつつも、波動砲、ワープ、イスカンダル、デスラー、沖田艦長、とヤマト用語は僕も知っています。あの壮大な主題歌も好きです。中学の時にブラバンで吹いたっけなー。
ヤマトに限らず、僕は子供の頃、連続ドラマみたいな続き物が見慣れなくて、一話完結のお話の方が好きだったのです。ヤマトやガンダムみたいに長編SFは、話がオチてないのに続きは次週、ってなるのがもどかしかった。だからヤマトもガンダムも後年に映画をビデオで観て、おお面白いじゃん、と納得した次第。
もう一冊、たまたまアニメ映画の本が重なりました。鈴木敏夫著「天才の思考」

天才の思考なんて固いタイトルですが、ようはスタジオジブリ創作秘話です。天才とはもちろん宮崎駿と高畑勲のこと。ジブリの名プロデューサー鈴木敏夫が、ナウシカから思い出のマーニーまで、時系列で作品ごとにその時々の製作にまつわるエピソードを解説してゆきます。裏方の苦労話であると同時に、極めて優れたジブリ映画ガイドとしても読めます。
鈴木敏夫さんのこれまでのジブリ関連の著書と内容が被るところもあるけど、この内容のボリュームはスゴい。ページめくる手がもどかしいほどオモチロイ。西崎義展ほどでないにせよ、宮崎駿も高畑勲も、創作現場では結構に人でなしのエピソードを残してます。手塚治虫もそうですが、物を創る人はそういうものなのでしょうかね。
マシス

7月のフリーダム瓦版のアンケートに協力お願いします。
今回のお題目は《シーサイドドライブにぴったりな曲♪》です。
(素直に《海辺のドライブにぴったりな曲》にしとけば良かった)
要は、ドライブしていて、車窓に海が広がってきた、さあ!
そこでどんな音楽が流れて来て欲しいか?!
海とドライブのシチュエーションを盛り上げる
あなたのお勧め曲を教えてくださいませ🙇
原稿は来週火曜日16日あたりまで募集します。
第166回フリーダムフォーク集会
【日時】2019年7月20日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・弾夢弦気
・高田要比古
・杉田哲康
・ユンヤオ
二次会(飛び入り枠)演奏時間一組10分