長らく絶盤状態だった山田稔明のソロアルバム、1stの『pilgrim』と2ndの『home sweet home』が、このたび山田稔明ソロデビュー10周年ということで、めでたく再発されました。嬉しい嬉しい嬉しい。この喜びは昨年のゴメス・ザ・ヒットマン20周年の時のボックスセット発売を個人的に上回ります。やった。
僕はゴメス・ザ・ヒットマンも知らずに、3rdソロの『新しい青の時代』から山田稔明に大ハマりした遅れてきたファンでして、遅れてきたくせにあまりに好きになりすぎて、1stと2ndが手に入らないことをずっと残念に思ってました。発売時に山田稔明を知らずにいた自分を悔やみましたとも。だから、この再発は本当に待ってたのです。
通販で注文して、無事手元にやってきた。やったやった。

なんと、今回の再発は1stと2ndを合わせた二枚組パッケージで、ボーナストラックもそれぞれに付いてお得感満載。待っていた甲斐があるというものです。
とりあえず1stの『pilgrim』から聴いてみた。ジャケットの雰囲気から一見内省的な内容かしらと想像してたけど、ところがドッコイ。愛嬌が音に隅隅まで溢れてて、即効で気に入りました。クレーメンタイン、クレーメンタインってすぐ歌っちまいましたよ。《初めてのソロ頑張るぞー》って想いが伝わってくるかのような気合い入った楽曲、音がいい。これはあまりにも素敵な3rd『新しい青の時代』に負けないくらい好きかも。
いきなりこれですもの、『home sweet home』を聴くのが俄然楽しみになってきました。でも、一旦休憩なのです。この土日はガッツリ法事に自由を捧げる予定なので、2ndアルバムは月曜日以降にお預けです。いや、法事に行く車で聴けるけど、親父おふくろを一緒に乗せて行くから、カーステの選曲も一応TPOを考えて、お預け。
山田稔明の天才というのは、その楽曲の人懐っこさにあると思っています。凄いことやってるのにその凄さを全く感じさせない、天才に有りがちな難しさとか冷たさ、はたまた偏狭なところが一切ない、一聴して耳に心地好い心踊るポップス。でもスゴいんです。要するに、曲がめちゃめちゃ良いんです。
いくらでも沸いて尽きない泉の如く、あんなメロディこんなメロディが惜しげもなく使われてて、それをあのどこまでも人懐っこい歌声で歌うのです。声も尋常じゃなく良い上に、歌詞がまた尋常じゃなくいいときてる。
山田稔明の歌詞は、本当に天才。もう一度書きます、山田稔明の歌詞は天才。奇をてらうことなく普通の日常を普通の言葉で輝かせる天才。なんでこの才能が邦楽シーンを席巻してないのだろうって僕は不思議です。少なくとも僕にとってはミスチル桜井や小沢健二に負けないレベルで邦楽の宝ですよ。
まぁ、誰も知らなかったからこそ、僕がここまでハマったのだとは思います。見つけた瞬間に《これは僕の為だけにある音楽だ》と勘違いしましたから。それはそれは幸せな勘違いなのです。
所詮は口当たりが良いだけのポップスでしょ、ポップスなんて聴いて喜ぶのは女子供だけさ、などと、この手の才能に否定的な人も世にはおられますが、女子供を喜ばせられないで何がロック、何が音楽かって話です。甘口ポップスよ永遠であれ。
山田稔明は僕よりも四つ五つ年下のミュージシャンで、実はそれも嬉しいところです。僕はいつも、自分より若くて心から好きになれる音楽家を探してるのです。なかなか、山田稔明みたいにピタッと好みにハマる若手はいないのですけど。
で、探し疲れると、ついつい昔から馴染みのミュージシャンを取り出して、懐メロに浸ってしまう。それはマァ、素晴らしいことではあるのです。実際、好きな音楽はもう山ほどあるのだから、懐メロだけずっと聴き続けたって、それはそれでご機嫌な音楽ライフです。
でも、自分もいい歳になったってことですが、いつまでこの人の新作が聴けるだろう、いつまでコンサートやってくれるんだろう、って、漠然と考えてしまう時もあるのです。確かに、年寄りの歌ばかり聴いてりゃ幸せだけど、自分より先に旅立たれることもあったりで。考えたくないけど、そうなると切ないもので。
たかが四つ五つ下なだけだけど、山田稔明には一生楽しませてもらえそうだと期待してるし、一生聴き倒してやろうと思ってます。
マシス

1stソロアルバム『pilgrim』と2ndソロアルバム『home sweet home』は
リリースからしばらく流通に頼らずライブ会場物販とオフィシャル通販
のみでの販売で数年かけて最初のプレスを売り切り、2013年にセカンド
プレスを行い、3rdソロアルバム『新しい青の時代』のリリースと時を同
じくして全国流通販売を開始しました。2タイトルともCDが完売となり
この数年入手困難盤となっていましたが、ソロデビュー10周年を機に、
山田稔明ソロ黎明期を支えた2作品『pilgrim』『home sweet home』に
ボーナストラックを加えた2枚組セットとしてリイシュー。
山田稔明『pilgrim/home sweet home』
GTHC-0017:2019年5月25日発売/CD2枚組/3500円
<DISC1:pilgrim(2009年作品)>
1.harvest moon theme
2.blue moon skyline
3.clementine
4.夏の日の幻
5.三日月のフープ
6.pilgrim
7.雨に負け風に負け
8.ONE
9.SING A SONG
10.ユートピア
ーbonus track
11.水彩組曲
12.clementine(acoustic demo)
<DISC2:home sweet home(2010年作品)>
1.harvest moon
2.歓びの歌
3.home sweet home
4.クレールとノアール
5.milk moon canyon
6.glenville
7.hanalee
8.星降る街
9.sweet home comfort
10.距離を越えてゆく言葉
ーbonus track
11.ユーフォリア
12.hanalee(ukulele demo)
*ライブ会場と通販でご購入の方に先着で特典CDRをプレゼント
リリースからしばらく流通に頼らずライブ会場物販とオフィシャル通販
のみでの販売で数年かけて最初のプレスを売り切り、2013年にセカンド
プレスを行い、3rdソロアルバム『新しい青の時代』のリリースと時を同
じくして全国流通販売を開始しました。2タイトルともCDが完売となり
この数年入手困難盤となっていましたが、ソロデビュー10周年を機に、
山田稔明ソロ黎明期を支えた2作品『pilgrim』『home sweet home』に
ボーナストラックを加えた2枚組セットとしてリイシュー。
山田稔明『pilgrim/home sweet home』
GTHC-0017:2019年5月25日発売/CD2枚組/3500円
<DISC1:pilgrim(2009年作品)>
1.harvest moon theme
2.blue moon skyline
3.clementine
4.夏の日の幻
5.三日月のフープ
6.pilgrim
7.雨に負け風に負け
8.ONE
9.SING A SONG
10.ユートピア
ーbonus track
11.水彩組曲
12.clementine(acoustic demo)
<DISC2:home sweet home(2010年作品)>
1.harvest moon
2.歓びの歌
3.home sweet home
4.クレールとノアール
5.milk moon canyon
6.glenville
7.hanalee
8.星降る街
9.sweet home comfort
10.距離を越えてゆく言葉
ーbonus track
11.ユーフォリア
12.hanalee(ukulele demo)
*ライブ会場と通販でご購入の方に先着で特典CDRをプレゼント

