2007年8月16日、名古屋の得三で友部正人と
遠藤ミチロウの2マンを観たことがあります。
最初にミチロウさんが一時間歌って、その後が友部さん。
アンコールでは二人でそれぞれの歌、
「カノン」と「一本道」をデュエットしました。
この時の友部さんのステージはかなり良い出来でしびれたのですけど、
それに負けず、初めて観たミチロウさんの弾き語りは凄かった。
僕はスターリンの音楽を心から楽しめるとはとても言えないけれど、
生ギター弾き語りの遠藤ミチロウのステージは全部よくわかった。
その日歌った「お母さんいい加減あなたの顔は忘れてしまいました」は、
ステージから臓物を投げられるよりも、残酷で
《吐き気がするほどロマンチックだぜ》と歌われるよりも、痛快で、
生々しくて、痛々しくて、なんて美しいのかと思ったものでした。
ステージで、ミチロウさんが友部さんとのエピソードを語る際に、
“友部さんの「大阪へやってきた」を聴いた時は、なんて凄い歌だろうって思ってショックだった。「お母さん~」は「大阪へ~」の影響を大いに受けて作ったんだ”
と言ってたのを覚えてます。言われてみると、確かにって感じです。
終演後、ミチロウさんが客席で談笑されてたので、恐る恐る近づき、
握手いいですかと話しかけました。
《今日初めて聴かせてもらいました》
と僕が興奮気味に話すとミチロウさん、
《CD買ってってくれやァ》
と笑顔で僕の手を強く握り返してくれました。
なんて最高なんだろう、と、単純に感動しまして、本当に単純に。
不思議なもので、「お母さん~」はCDで聴くと、僕はあまり感動
しなくて。おそらく、あのギター一本の弾き語りを生で聴くことが
特別なのだな、と思いました。
その後、何度もエスケリータにユニットで来てくれてるのを知って、
ああ、またギター一本の弾き語りでも来てくれるに違いない。
そのうちにきっと、すぐまたあのミチロウさんの凄いステージが
観れる、と思ってた。
この先いつだって会いに行けると思ってたのです。
↓新元号になって、初めて聴いた音楽はトム・ミッシュ。その次がサンダーキャット。

新元号に相応しく、古い音源をしみじみ聴くより、未来に向かって弾けてるような音楽を、と思っての選曲です。でも、サンダーキャット聴いてる途中で居眠り勃発。半分夢の中でした。
マシス

