連れ合いより、コンビニでカップ麺買うと文豪ストレイドッグスのノートがもらえるってよ、との情報をもらい、それは欲しい、と娘と盛り上がり、コンビニへ出掛けて来ました。
指定のカップ麺を二個買うとノート一冊おまけにつく。ノートは中島敦、太宰治、芥川龍之介、中原中也の四種あって、とりあえずコンプリートしました。わりとキレイに作られたノートです。ペラペラですけど。

文豪ストレイドッグスは今週よりアニメ第三期がWOWOWで放送開始です。昨年のGWに公開された映画『DEAD APPLE』もやってくれます。嬉しい。

文ストはアニメになるととても映えるマンガで、僕は文ストに限って、原作のマンガよりもアニメの方が好きです。《ああ、こんなに面白いマンガだったんだ》とアニメ観て思ったくらいだから。三期の放送がとても楽しみです。



コンビニついでに寄った本屋で、惹かれるタイトルの背表紙を見つけたので、思わず衝動買いしてしまいました。その名も「聴かずに死ねるか!」
サブタイトルに、トムス・キャビンの全仕事、とある。最初はトムス・キャビンさんって外国の人のお話かしら、と思ったら、なんと日本人のお話。トムス・キャビンは麻田浩というプロモーターの方の会社、いうなら外タレ招聘会社の社名です。

トム・ウェイツの日本公演を初めて実現させた会社といえば、おおーって思う方もいるのではないでしょうか。あと、エルヴィス・コステロね。デビューしたばかりのシーナ&ザ・ロケッツが前座したやつ。有名なトラックの荷台でゲリラライブを銀座でやったのもこの時だそうです。

本書は麻田浩さんの自伝的インタビュー本で、とても興味深い内容でした。もともと麻田さんは歌手で、若い頃に海外で向こうのミュージシャンと交流を深めた経験もあってか、後年に大手プロモーター会社のやらないような、ブレイク前の良質な音楽家の日本公演をお膳立てるようになるのです。

当時の風潮では、外タレコンサートってのは中野サンプラザのような3000人以上入るホールが埋まるくらいの人気ミュージシャンを呼ぶもので、小さなハコでじっくり聴くなんて外タレコンサートはあり得なかったそうです。

筆者がキョードーの手伝いをしてた時、若者の間では今シンガーソングライターは人気で、バンドと違い一人で歌うから経費がかかりませんよ、と再三に渡って企画を出すも、会社は、そんなものお客が入るわけがない、と全部突っぱねた。

それなら、と麻田さん、自分で会社を起こして自分で呼ぼう、と考えて行動しちゃったのが、今で言うインディーズプロモーターのはしりだったトムス・キャビンなのだそうです。

トムスが招聘した沢山のミュージシャンのリストと、それぞれのエピソードを読むと、正直半分も知らない名前なんだけど、知らないなりにも十分に面白い。自分が聴きたいと思えるミュージシャンだけを呼んで、日本で公演してもらう。なんてシンプルでうらやましいお仕事でしょうかと思う。

でも、苦労ももちろん多かったようで。トラブルもあるし、決して儲かるとは限らない。企画側の苦悩も書かれてます。

また、トムスがシンガーソングライターを呼んで当たったと分かると、大手会社が真似するようにシンガーソングライターを呼ぶようになって、トムスが狙ってたミュージシャンをごっそり持って行かれたって話は、他人事ながら、そういうことするんだよなーとムカつきました。

帯の文を書いたピーター・バラカンとの対談が載ってます。トムスがいかに素敵なミュージシャンを呼んでたかがピーターの口から語られてます。当時のスタッフの伊東アシュラさんの証言も載ってて、麻田さんの証言と照らすととても読ませてくれます。

なかなか面白い本でした。麻田浩さんのアルバムも聴いてみたくなった。値段が結構張る本なので、読んで元が取れるかどうか、その辺はナンとも言えませぬが、洋楽ファン音楽好きにはオススメの内容だと思います。


今日は久しぶりに昼夜逆転の夜勤。これから仕事に行きます。トム・ウェイツの1st聴きながら行こうと思います。




マシス