先日、とある歌い手さんの日記を読みまして、あるある、と思いました。

《どうか、その一回を観て、私のすべてだと思わないでほしい》

ステージに何をかけるか?とても悩みます。新しいネタは卸したい、でも前にウケた歌が手堅いかしら?などと迷って迷って、で、歌い終えた後には、やはりあれじゃなくてこっちを歌うべきだったかー?と、反省しきり。

この歌い手さんは《もちろん毎回毎回、魂を注いでいる》と断った上で、一言、


《どうか、その一回を観て、私のすべてだと思わないでほしい》


これ、言いたくなる。言っちゃいけないとも思うけど、分かる。上手く出来なかった時は特に思うし、そして上手く出来すぎた時も思う(まぐれですから)。

でも、歌い手側の思いはどうであれ、聴いてくださった方にとってはその一回がすべてで、その一回で判断するしかない訳です。お客さんに《この人はまた次も観たい》と思ってもらうタメにも、出会いの一回目でしくじりたくない。良いとこ見せたいと思う。


今、その方の日記の文面をちゃんと確認しようとしたら、その日記が見つからない。書いた本人が消してしまったのでしょうか。不明です。そもそも、僕は何を読んだんだろう?自信がなくなってきた。だって日記がないのだもの。だから、《とある歌い手さん》は匿名で失礼。


例えば、一回ウケたからって同じ歌を何度も歌うより、僕は、次は別の歌、と毎回(できるものなら)違うナンバーをトライしてみたい。

数年前、音緒さんのステージを観た時、2ステージのイベントでセットリストを総取っ替えしてて驚いたのです。2ステージ合わせて20曲歌ったことになる。それでちゃんと、それぞれのステージで見せ場を作ってたので、大したものでした。良い持ち歌がいっぱいあるとそれが出来るんですね。

マシスに同じことがやれるか?と自問すれば、マァ出来ないでしょう。選曲に悩むこと必至です。単純に20曲揃えるってだけじゃなくて、1ステージ10曲×2で、どちらか片方だけ観た人にも《良かった》と思ってもらうためには、もっともっとウケる歌、説得力のある歌が欲しい。いっぱい欲しい。

だから、新しい歌とか、あまり歌ってない歌とか、育てる意味でどんどん試してみたいです。歌ってみたら、存外思わぬ力を発揮してくれるやも知れないし。それでトホホなステージングになっちゃっても、いた仕方なし。そうすることが僕は楽しくて、そういう姿も含めて今は観てもらいたい。


余談というか、矛盾したことを書きますが、そうこうしてるうちに、いつか強い歌が貯まってきたなら、その時は同じ歌を毎回歌う、ってのもいいと思うのです。山下達郎は《マンネリも貫き通せば定番になる》との意の発言をしてました。

定番を持ってれば、それは強いです。誰と比べることなく、自分のステージがやれるはず。同じ歌ばかりじゃ演奏する方としては飽きるでしょうけど、お客さんが喜んでくれるならアリです。そういう境地もちょっと憧れます。

2月9日(土)。久しぶりに三ヶ日へ行ってきます。

本坂ドック、お世話になります。よろしくお願いします。



翌日の2月10日(日)、浜松のBフラットへクロールさんの歌を聴きに行きたいなと目論んでたのですけど、地域の役員改選常会のため、行っておれなくなった。残念無念。盛況成功を祈ります。行かれる方は楽しんで来てくださいね




マシス