《音楽の話をしよう》とタイトルにあるように、毎回ゲストは好きなアルバムを選んで持ってくるのですが、音楽話はむしろおまけで、全編テーマにこだわらず、ほとんど好きに雑談している感じで、読んでいて心地よかったです。
対談が2016年から2017年に行われたもので、当時大ヒットした「逃げ恥」の脚本家さんとの対談はタイムリーに盛り上がってます。《新垣結衣の才能の凄さ、あのかわいさは、的確な表情を次々に繰り出す演技に裏打ちされたかわいさ》なのだと、二人してガッキー絶賛し合っていたのが可笑しかった。
音楽話で言えば、イースタンユースの吉野寿との話が熱いです。吉野寿の選んだ浅川マキのアルバムが真剣に欲しくなりました。近いうちに探してきっと買ってしまうことでしょう。それとディーン・フジオカ。レアなアルバムの話が出て《なかなか俳優さんのクチから○○なんて聞けない》って星野源がはしゃいでました。とても楽しそうでいいな。
ゲストのほとんどの方が、《好きなアルバムを一枚なんて選べない》と苦心してました。中には四枚選んで持ってきた人もいたくらいで。そりゃそうだろうと思います。でも、こういうのは悩むのも楽しいのですね。
SNSでリレーで回っている《生涯のお気に入りのアルバムを10枚》を《毎日、1枚ジャケ写を投稿する》ってのも、最近よく見ますが(僕の好きな山田稔明や高橋徹也も書いていたし、SLICKSの中村さんも書いてました)、あれはつい妄想しますね。もし自分に回ってきたら何を選ぼうーって。考えるとワクワクします。けれど、けだし難問です。
僕だったら何を選ぶだろう、と、自分のCD棚の前で、とりあえず片っ端から、《お、コレコレ》《コレは外せん》とジャケットを写メ撮ってたら、あっという間に八十枚を越えた。これを十枚に絞るのは難しいですよ。その日の気分で一枚、ってんならスッと選べるんですけど、迷う迷う。
ちなみに《あなたの人生を変えた○○は?》って設問もよく聞きますけど、この設問だと僕はちょっと苦手です。苦手というか、素直にサクサクと選べない。
要は、本でも映画でもマンガでも音楽でも、自分の人生の分岐点になったきっかけのモノってことでしょう?えー、そんなコロコロと本や音楽で人生は変わりません、って野暮に考えてしまう。野暮だと分かっていても、気楽に答えにくいのです。
そこはある意味、音楽を好きになった瞬間から人生が変わった、とも言えるから、僕の場合、挙げてもカッコいい音楽じゃない。多分、普通に昭和の歌謡曲とか、子供の頃に観たアニメとか特撮の主題歌になるでしょうね。
《生涯のお気に入り》は、それこそたくさんあって迷いますが、あえて挙げるとすると、コレは絶対。
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『安全地帯Ⅴ / 安全地帯』
安全地帯の五作目のアルバム。LPで三枚組、CDで二枚組という大作。こんな値の張るアルバムがオリコン一位を取ってしまうくらい、当時の安全地帯の勢いは凄かった。一曲目の「遠くへ」からラストの「To Me」まで、当時のパワーや熱気、勢いがヒシヒシと伝わってくるようです。
メロディメイカー玉置浩二が、俺あんな曲もこんな曲も作れちゃうヨって、才能爆発させてます。ご機嫌で美しいメロディの見本市のようなアルバムです。歌作りの上で、この『Ⅴ』の収録曲の佇まいとかコード進行には、僕は間違いなく影響を受けています。
日が変わって、明日です。火曜日28日は浜松のモンターニュというケーキ屋さんで、kiyosakuさんの定期ライブにお呼ばれします。

前回のモンターニュ同様、ラフレシアと一緒です。でかくて美味しいケーキが楽しみです。自分の歌をたくさん演りたいと思ってます。平日ですが、お時間のある方はぜひお運びくださいませ
マシス
