日曜日、エスケリータの帰り間際に店内の棚へ目をやったら、浜松出身のシンガー【エド】のCDを見つけました。

171028_2351~18.jpg

「街の灯」/エド

以前、“浜松の酔いどれ歌うたい”音緒さんがこのCDから「Gypsy Blood」をカバーしてるのを聴いていたので、このCDのことは知っていましたが、ようやく手に入れました。


僕は友部正人さんの楽曲「中道商店街」の歌詞に出てくる方が浜松出身のシンガーというので、名前だけは知っていたのです。

このCDは2012年にエドの死後に残された未発表の音源を集めたものとか。

収録曲はどれも発表する前提で作られた音源ではなく、個人の記録目的のために録音された音源、もしくはライブ会場で客が私的に録音したテープより起こしたものだそうです。

数年前、友部正人さんが浜松駅前の路上イベントで歌った時、観客からのリクエストで「中道商店街」を歌ったことがあって、そのことはとても印象に残っています。

エスケリータでCDを手に《これって「中道商店街」の人でしょ?》と聞いたら、ポテティ中村さんが反応してくれました。中村さんも浜松駅前で友部さんが「中道商店街」を歌ったのを聴いていたとか。

奇しくもあの日、「中道商店街」の前に友部さんが歌ったのは、その年に亡くなった高田渡を偲んだ「朝の電話」でした。エドと高田渡を偲ぶ歌が並んでいたことになります。


話は反れますが、この日、エスケリータのマスター後藤さんとお喋りした際、唐突に

《マシスはライナーノートとか書けそうだ》

とおっしゃってくれました。

後藤さんが僕の何を見てそう判断したかは不明ですが、僕が音楽のしょぼいウンチク話をしてるのを聞かれたかしら、と思いながら

《イヤイヤ、僕は好きなモノしか興味持てないから》

と返事すると、後藤さんは笑顔で、

《興味は、、広げれば良いんです》

と仰いました。なるほど、全くその通りです。


エドの音楽は僕の好みのストライクではないですけど、聴いていてその歌声や音の迫力は十分楽しめました。生きていたら会えたかも、と思うと感慨を覚えます。

音楽の才能を期待されながらブレイクすることなく、2010年に浜松駅前のベンチで冷たくなっていたエドの存在は、なかば伝説のようだったけど、音源を聴くことでようやくリアルになった気がしました



マシス