四国から帰って、慌ただしく日常を送ってます。

空いた時間をぬって、連れ合いと今年5月にオープンしたという地元のカフェ【百珈】へ行ってきました。

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NHKの某カフェドラマが取材に来そうな素敵な内装でした。内装を写真に撮ろうかと思ったけど、それじゃホントに某番組のまんまなので控えました。


マスターのおすすめでインドネシアのコーヒーを注文。米澤穂信の『満願』と一緒にカフェ時間を堪能しました。

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数年前の《このミステリーがすごい》で一位だった『満願』。文庫になったら買って読もうと思ってたのに、なかなか文庫にならない。古本屋で200円で見つけたので、購入。

『満願』は良いよ、面白いよ、と連れ合いが褒めていたので期待して読みました。なるほど、彼女好みの後味ビターなミステリー短編集です。探偵が快刀乱麻に悪を断つような痛快な話はないけど、感情にジワリと障る、えぐいストーリーは胸をザワザワさせます。

収録作の「関守」は分かり易い話で、人気がありそう。怪談話の伝え聞きから、場面を動かずにサスペンスを盛り上げていく。会話の随所に真相が伏線として盛り込まれていて、上手いなぁと思う。

僕個人では「夜警」が好き。自然と話に引き込まれて、登場人物に真剣にムカついてしまいます。

タイトル作の「満願」はシミジミ米澤穂信だなァと感じる一編。下宿先のおかみさんと苦学生のやりとりはなんとも良いですね。人の心が一番の闇。この本はどの話も闇だらけです。

僕は米澤穂信は「氷菓」の古典部シリーズしか知りませんでしたが、こういうのも書けるのですね。でも、やはり僕は古典部シリーズが好みです。

米澤穂信はどんな話を書いても、まずは《謎》がありきで、それに対して膝を打つような《解答》を外すことはない。だから安心して読めます。


【百珈】のコーヒーはとても美味しかった。また行こう。お近くにお立ち寄りの際にはぜひお試しを。


アマゾンで佐野元春の『マニジュ』を予約しました。いよいよ来月発売です。楽しみです



マシス