四国といえばお遍路さんですが、お袋の実家の近所にもお遍路参りのお寺があります。

170604_0841~03.jpg

87番目の礼所、長尾寺です。
170604_0842~15.jpg

先の日記のあちらこちらと同じく、こちらに来ると僕が必ず立ち寄る場所です。ここも子供の頃によく遊びに来たものでした。

170604_0852~45.jpg

入り口にある楠の木が、実に見事なのです。

170604_0846~13.jpg

170604_0848~50.jpg

今は柵で周囲を覆われてますが、昔は根元に駆け上がることもできた。

170604_0850~13.jpg

9年振りの楠の木に向かって《ご無沙汰してました》と挨拶。


お遍路さんの姿も何人か見ました。外人さんの姿も見受けられます。

170604_0854~27.jpg
↑この人は車から降りるなり、法螺貝を高らかに吹いた。なかなかの名調子でした。


名調子といえば、ばあちゃんの家は日蓮宗(南無妙法蓮華経)なのですが、こちらの読経はまるで歌うように節があります。

僕が地元で聞き慣れた和尚さんの読経(浄土宗は南無阿弥陀仏)はリーディングの印象が強いのに比べて、こちらのはあたかも雅楽を聴いているかのような抑揚があって、興味深い。

法話にしても、浄土宗では《亡くなった方は蓮の葉に乗って御釈迦様の元に向かう(仏の弟子になる)》という説明をしますが、昨夜お通夜で聞いた法話では《亡くなった方は真っ暗な中を仏様のところまで自分で歩いていく》と説明していてビックリしました。えー、ばあちゃん大変。今頃ブツブツ文句ゆってんじゃないかしらって。
(そこで南無妙法蓮華経を唱えてあげることが、故人への灯明となるのだそうです)


ばあちゃん、頑張って歩け。南無妙法蓮華経



マシス