早川義夫・原マスミ・宍戸幸司の【徳三】3マンライブでのことを、もう少し書きます。

開演前のこと、最前列の丸椅子に座ってらした女性がこちらを振り返って、“今日は誰を目当てにいらしたのですか?”と僕に話しかけてきてくれました。

僕は早川さんと原さんのファンで、宍戸くんは今日が初観戦です、と答えると、その女性は“私は宍戸くんをずっと追いかけているんです。割礼の頃から”と仰られた。

カツレイの頃?って何だろうと思って聞くと、割礼とは宍戸幸司さんのやっているバンドの名前だそうです。宍戸さんに関しては全く知識がなかったので、ライブ前にいろいろと教えて頂きました。

女性“(客席)年齢層が高そうですね”

僕“そうですね。でも原さんも早川さんも若い女性にとても人気があるみたいですよ。僕は男一人で観に来ましたけど”

女性“わかります。皆さん女性にモテそうですよね”


その夜に初めて観た宍戸さんの演奏は、ノリノリの音楽というよりはダルンとしていてズシンと重たく、こう言ってはナンですが決してキャッチーでない内容だったので、僕は“こういう音楽に女性ファンがつくんだなぁ”と感心したのです。

アンコールで早川義夫さんが宍戸さんとのセッションの際に

“(宍戸さんの)歌、ゆっくりだよねー。僕なんかせっかちだからさー。ガツガツしちゃう。じゃ宍戸さんはきっとセックスの方も・・・”

と言って客席の笑いを誘いました。

それを聴いた原マスミさんは“始まったー”と苦笑。

“楽屋ではずっとこんな話ばっかり”、と原さんがこぼすのに対して、早川さんが“原さんの歌は長いよねー。あっちの方も長いの?”と返したので客席は爆笑。“いや、短いピークを長時間に何回も繰り返して・・”と返事をする原さんも可笑しかった。


終演後、客席で出演者がお客さんと歓談する姿を見れるのも【徳三】ならではです。

サイン攻めにあっている原さんが一人の時に、僕もサインをお願いしました

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僕が家から持っていった原さんの著書「トロイの月」を出すと、原さん“うわー懐かしい”と言いながらサインしてくれました。

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目の前でさらさらとイラストを描いてくれます。嬉しい。

サインを書いている間、原さんに話しかけました。


僕は今日は静岡から来ました、原さんのライブは二年前の還暦ライブを東京で観て以来なのです、と言うと、原さん、

《クアトロのやつだね。あれはフルバンドだったからね。僕はギターが下手くそだから、あの形態の方がいいんだ》

とおっしゃられました。

いやいや、下手だなんてとんでもない。あんなギターを弾ける人は原さんしかいませんよ、と僕が言うと、ちっちゃく《いやいや》と首をふりました。

ほんと、原さんの弾き語りでのギターは素晴らしいですよ。あれは一見の価値がある芸です。弾けるものなら僕も原さんみたいにギターが弾きたい。

他にも、

《静岡はねー、昔はよく行ったんだよ。静岡をツアーの皮切りにして翌日名古屋とかね。今は静岡の街も空洞化しちゃって、聴いてくれる人がいなくなっちゃった》

と話してくれました。

僕がいますよぅ、と思ってみても、僕一人では仕方ない。でも、絶対に原マスミのファンは静岡に居ると思うし、静岡公演やってほしい。こんな素晴らしいパフォーマンスを一度でも観たら、次回からは引っ張りだこだと思うのだけどなー。そう思う僕の感覚はズレてるのかしら。

でも、ほんと、原マスミと早川義夫のステージはもっともっと大勢の人に観てもらいたい。心ある人は絶対に観るべきだと思う








マシス