5/13(土)名古屋の【徳三】にて、早川義夫、原マスミ、宍戸幸司の3マンライブ“ボクをぐにゃぐにゃにして”を観てきました

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ライブのタイトルは原さんの歌「天使にそっくり」の歌詞から取られたもの。集められるべくして集められた三人だなーってのが、見終えた感想です。とても楽しかった。

定刻19時を15分ほど過ぎ、場内が暗くなり、ステージに早川さん登場。

“今日は三人が一人ずつ歌って、休憩を挟んで、その後でセッションをします”

と説明。そのまま早川さんの歌が始まりました。
(僕はきっと順番は①宍戸幸司②原マスミ③早川義夫、と年齢順に来るだろうと勝手に思い込んでいたので、早川さんがトップなのはちょっと意外でした)

例によって早川さん、歌い終えて曲のタイトルを言う以外はMCなし。サクサクと歌い進めて八曲を熱唱。一番手で気楽だったのか、早川さんの歌唱は以前聴いた時よりも肩の力が抜けた印象を受けました。

僕の好みとしては、早川さんが迫力たっぷりに唸り叫ぶところを聴きたいと思うけど、唸り過ぎない方が一般の方にはウケるのかも知れません。シミジミと優しく聴けた「青い月」「父さんの歌」が良かった。


二番手に出てきた宍戸幸司さんは、僕は今回が初観戦。いきなりテレキャスターを爆音でフィードバックさせて度肝を抜かれました。

宍戸さんの歌は何というか、ゆったりと凄く間を取った歌。楽曲のメロディーそのものが一音一音ゆったりしていて、歌い方も、声が口を開いて後からゆっくりと次いで出るみたいな感じ?

ギターも速弾きでなく音をドゥイィィーンと重たく鳴らして、なかなかカオスな演奏でした。

《間を取った》としても、《間延びせずに間を保たせる》というのはなかなか難しいことで、大変な技術なのです。


三番手は原マスミさん。宍戸さんはテレキャスターでしたが原さんはレスポールでの弾き語りです。僕が二年前に原さんのステージを観た時はフルバンドの演奏でしたけど、凄いと定評のある弾き語りをずっと観てみたいと思っていました。

《1986、1986、ハレー彗星がやってくるんだよ》

原さんの歌は全てが独特です。声も楽曲もギターの弾き方もこの人ならではのもの。一曲目からガッツリ掴まれてしまいました。

時に客席に目をギョロと向けたり、手を広げるコミカルな動き、ステージがあたかも一人芝居のよう。この人のパフォーマンスはやはりとんでもなく面白いです。この日は曲数が少な目でしたけど、摩訶不思議な原マスミの世界を堪能出来ました。


休憩を挟み、早川さんと宍戸さんで「埋葬」を、そして早川さん&原さんで「この世で一番キレイなもの」、三人で「からっぽの世界」と、早川さんの歌を三曲続けてセッション。

原さん宍戸さんのお二人とも、早川ナンバーとの相性が実に良いです。原さんが《僕、唖になっちゃった》と歌い出すところなんてハマりすぎですね。

「からっぽの世界」の間奏では宍戸&原のギターソロの応酬を聴けて、この夜のハイライトの一つと言える瞬間でした。

原さんがまるで水溜まりをピョコピョコ飛び跳ねるカエルような不思議ギターを弾けば、宍戸さんは墨汁をボタボタ垂らして墨絵を描くような居合い抜きギターで応える。物凄いモノを見れたと身体が震えました。

アンコールでは再び三人で「堕天使ロック」、そしてラストは「サルビアの花」でライブは締められました。

僕が客席から《よしお!》と声をかけると、《名前で呼ばれるのは嬉しいねぇ》と早川さんが笑ってくれました。アンコールでの早川さんは本編と打って変わり、ずいぶんとくだけたMCを連発して、ステージ上の二人を困らせてたのが可笑しかった。


《また演りたい》と原さんが言ってくれて、これは次もあるなら絶対観たいと思いました




マシス