その昔、インターネットが盛んになってきた頃、友人は音源を落としまくってきて、《俺のオススメ音楽》のCDを作ってくれたりしました。その時の彼の言が、“こんなん出来ちゃうと真面目にお金払って音楽聴くのがバカらしくなるよ”とのことで。
タダで良いねェと相づちを打ちつつも、お金を払ってない音楽に対して、あれが良かったこれは気に入らない、と思い入れを言う気に、僕は今でもならない。仮にYouTubeとかで、ああコレご機嫌って音楽を知ったとしても、それを好きだと口にするのはCDを買ってからにしたい。
未だにダウンロードで音楽を買えない僕は、やはりCDを手に取りたいアナログ者で、アタマがカタいのです。
結婚してからCDを毎月のように買うことがなくなり、購入量が激減したせいか、買う以上は絶対に元が取れるヤツを!との意が強くなったと思います。興味本位で買ったあげく一回聴いてそれっきり、なんてCDは極力増やさないよう、買う前にはすごく考えるようになりました。
でもマァ、ほんとは衝動でフッと買うのが楽しいのですけどね。慎重になったというより保守的になった。
そんなんで、今年2016年、新譜CDに僕が対価を払って手にしたのは、以下の通り
デビッド・ボウイ
ポール・サイモン
ジェイムズ・ベイ
HIRO
BUMP OF CHICKEN
エルトン・ジョン
チープ・トリック
ボブ・ディラン
ジェイク・バグ
ジェイコブ・コリアー
友部正人
宇多田ヒカル
ヴァン・モリスン
スティング
バリー・ギブ
大瀧詠一、上原ひろみ、坂本慎太郎のジャケット写メは撮ってませぬ。
どのアルバムが一番とか二番とか、順位付けなんてしたくない。そりゃ、好きの温度差はアルバムごとにありますよ。でも、ヴァン・モリスンを聴いた時のあの途方もない幸福感に、ジェイク・バグの蒼い苦悩のあがきが負けてるとは言いたくない。友部正人の純化された言霊の歌、宇多田ヒカルの絶対的な無敵感、デビッド・ボウイの奇跡のようなラスト作、どれも買って損はなかった実に良かった。スティング最高、坂本慎太郎最高、デイランもチープ・トリックもバンプもみんな最高なのです
マシス