9月10日(土)、杉真理&frendsずっとピーカン!ツアー2016@静岡、観てきました。まだ最終日が残ってますので、かいつまんで感想を書きます。
会場にハチきれんばかりに入ったお客さんを前に、杉さんは昨年までの弾き語りではなく、バンドを引き連れての登場。ライブハウスでバンド演奏で杉さんのステージが観られるなんて、すごく贅沢な気分でした。
昨年同様、杉真理&村田和人のナンバーが交互に演奏されていきます。今年5月に亡くなられた村田和人さんと杉さんで、ずっと続けられてきた弾き語りツアーの段取りをそのままに、違うのは村田さんの歌を杉さんが歌っていること。
「電話をしても」
「SO LONG Mrs」
「二人乗り」
村田ナンバーを杉さんが歌うってのも新鮮なのですが、やはり村田さんの美声が惜しまれる想いで聴いてしまいました。
この日のMCは全て村田さんとの思い出話に終始してました。“日本中で村田の悪口を喋りまくってきた!”との言い回しに愛があります。
“村田のことを思って作った”という新曲「平和な人」は、村田さんの歌のキーワードがいくつも散りばめられていて、泣きそうになりました。平和な人、和人ですね。
“今日は後からあの人が出るから(笑)、今のうちに十分に時間を稼いでおかないと”
と言いながら、第一部はサクサクと曲を進めて終了。そうです、この日の公演は数日前、急遽スタレビの根元要さんのゲスト参加が決まったのです。うわー要さんの歌をライブハウスで聴けるの?ラッキー!と、あらかじめチケットを予約していた僕は舞い上がってしまいました。
二部の途中より呼び込まれて、根元要さん登場。要さんのボーカルで村田さんのナンバー「BOY'S LIFE」「SARA!」。生で聴けたあの声!感動モノですよ。
時間を十分に取った、と一部で言うだけあって(?)、要さん、実によく喋ります(総立ちの客を座らせてまで喋り倒す)。シンミリしたこと言ったかと思えば、“村田がツアー日程を取ってあったもんで、杉さんは言わば村田の尻拭いですよ。勝手に死んじゃってねぇ(笑)”と悪態もついたりして。
要さんはこのツアーに“行ける時は絶対参加するから”と杉さんに言っていたとかで、それがたまたま静岡で実現して、お客としてはラッキーでしたね。
昨年同様、「BRANDNEW DAY/BRANDNEW SONG」でハンカチが舞い(ハンカチ振りを考案した奥様も最前列で参戦)、本家ヴォーカルでの「ミュージシャン行進曲」で本編は終了。
アンコールは要さんを伴っての「いとしのテラ」。要さんがワンコーラス目を歌う貴重な姿を観れました。素晴らしかったけど、この歌はやはり杉さんの声が一番だな。
“ドッドッドッドッ”とDの音のベースが轟き、まさか!?と思ったら杉さんが歌い出しました。
《遠い昔のことさ/夢で見たんだ》
「夢伝説」!杉さんこの歌、似合いますねぇ。でもやはり要さんが歌い出したら、あー本物!と思いました。バンドもいつもと違うナンバーを演奏してるせいか、凄く楽しそうでしたよ。間奏では要さんと哲さんのギターバトルが炸裂。いやいや興奮しました。最後のバースの、“遥か時を超え/めぐり合う日まで”を、レコードのF#ではなく、二音上げたAで歌い上げた!声、出るなー、スゲェ。
そしてもちろん、忘れちゃいけない、「一本の音楽」。杉さん要さんのヴォーカルに合わせて、客席も一体になって歌いました。
鳴りやまらない拍手に、ダブルアンコールは、村田さんの「WE LOVE YOU」。
杉 “この曲に関しては、要君、打ち合わせなしです”
要 “今そこでコード譜だけ渡されたんだけど...”
杉 “大丈夫、村田の曲だから簡単だから(笑)。ギターガンガン弾いてくれていいから”
要 “あのね、僕ね、こう見えてもいきなりでガンガンはいけないよォ!”
いやいや、ガンガン来てましたよ。さすがです。
客電はついても客の興奮は止まず、まさかまさかのトリプルアンコール。今度は要さん、コード譜ももらえなかったらしく、“今、歌詞カードだけ渡されたけど、これもらってオレ、何すればいいの?朗読するの?(爆笑)”
ホントのホントに最後の曲は、もう一度「平和な人」。要さんはツーコーラス目からは恐る恐るハモりに参加してた。初めて聴いた歌に、さすがです。
素晴らしく暑い、熱い夜でした。UHUの地下階段から地上へ出ると、入り口でバンドメンバーが喫煙してました(UHUは会場内禁煙)。杉さんの息子さんの未来君にお疲れさまと声をかけて、UHUを後にしました。
行き帰りでずっと村田さんのラストアルバム『P-CAN』を聴いてたのですけど、このアルバムは本当に良いアルバムだと心の底から思います。何度聴いても良いです。
こういう爽やかで痛快で単純明快な音楽、僕は何故かずーっと長いこと自分のCD棚から遠ざけていた気がします。でも本当はこういう音楽、オレ大好きだったよなぁ、と、聴いていてたまらん気持ちになるのです
マシス



