ザバダックの音楽を初めて聴いたのが、たしか二十歳の頃。どうして自分がこの素敵な音楽を先に思いつけなかったのか!と、嫉妬で気が狂わんばかりになり、羨望と悔しさを入り混ぜつつ、アホなほどアルバムをリピートしたものでした。

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遠い音楽

五つの橋

EASY GOING

小さな宇宙

harvest rain


本当に、こんな素敵ことを先にやられたんじゃ、僕がやること(作る音楽)なんてもうないじゃん、と(その時は本気で)絶望して、しばらく歌が作れなくなったのです。

後にも先にも、音楽を聴いてあんな気持ちになったのはザバダックだけです。それほどまでに、当時の僕にとってザバダックの音楽は目からウロコの衝撃でした。

とはいえ、僕にとってのザバダックは上野洋子&吉良知彦の時代のものに限定されるので、熱心に追いかけていたワケではありません。

上野さん脱退後は吉良のソロプロジェクトとなり、今は作詞家で奥様の小峰公子さんとのユニットとなって、精力的に活動されていたようです。


昨年の二月、東京で原マスミさんのライブを観た時、小峰公子さんがコーラスで素敵な声を聴かせてくれたのが印象的でしたが、あの会場に吉良さんが居たことを、その後Twitterで知りました


今年はザバダック30周年のニュースも聞こえてきていたのに。小峰公子さん、上野洋子さんの心情を思うと、やりきれません。


誰より真摯で、無垢で、暖かく心踊る優しい音楽を作り出した唯一無二の才能、吉良知彦さんの御冥福を心よりお祈りいたします。

ZABADAKの吉良知彦氏が逝去

biosphere 君の命こそが

biosphere すばらしい楽器だから

biosphere 歌を奏でて

biosphere 鳥たちをまねて

biosphere リズムを受け止めて

biosphere 五十億のコーラス


(「遠い音楽」作詞 原マスミ/作曲 吉良知彦)




マシス