ディラン公演の帰り道、高速のパーキングでひさびさに吉野家の牛丼を食べました。おいしかったです。
昨夜は僕にとって人生五回目のディラン・コンサート、堪能してきました。
セットリストは東京2日目から全く一緒。スタンダードアルバムから沢山の曲が演奏されて、前回の来日ツアーよりもシットリとした印象でした。
聴きたかった歌は山ほどあるから、欲を言えばキリがない。正直、前回同様に“もっともっと!”って欲求不満な選曲です。でも一曲一曲の演奏はとにかく素晴らしくて、コンサートとしてはたいへん満足なものでした。
終演後に年配のファンの一団が“これも修行か”と苦笑されてたけど、そんなに忍耐を強いられてるわけではない。
実際、よく出来たセットリストだと思いましたよ。割と新しめの曲をスタンダードの間に小出しに挟む構成は、両方の曲の良さを引き立てあって、上手いバランスなのです。
これが新しい曲じゃなくて、例えば60年代の人気曲をぶち込んだらこうはいかない。スタンダードナンバーが霞むくらいドッカンと盛り上がってしまうことは分かりきってますから。僕の大好きな「メンフィス・ブルーズ・アゲイン」も「アイ・ウォント・ユー」も入れられない。静かな湖面に爆弾を放り込むようなものですね。
で、新しい曲が中心となるのですが、ディランのオリジナル曲が小出しなので、新しい曲でも演奏してくれるだけでありがたい?ちょっと地味な印象の曲でもたいへんウケて盛り上がったのです。
僕もまさか「スピリッツ・オン・ア・ウォーター」のイントロで血が沸くとは思わなかった。カッコイイと思っちゃいましたねぇ。ディランの思うツボかな。
今回演奏された人気曲「ブルーにこんがらがって」は一部のラストでしたし、「風に吹かれて」はアンコール。ここに入れるしかないって配置です。
「ブルーにこんがらがって」は過去四回も聴いてきたけど、今回の演奏が一番良かった。ディランの歌いっぷりの見事なこと!格好良さに震えました。これが聴けただけでも来た甲斐あったな。
アルバム『テンペスト』からのナンバー「デューケイン・ホイッスル」。イントロの小粋な演奏から拍手が起こり、テンポアップしたところで観客から歓声があがりました。僕の大好きな「ペイ・イン・ブラッド」もご機嫌でしたね。この歌は最初に聴いた時から大好き。コードが少しマイナーの色を足していたかな。より迫力を増した印象を受けました。
「スカーレット・タウン」はサラッと流したような印象。「アーリー。ローマン・キング」は歌詞がわからないとちょっとかったるい。CDよりもフーチークーチーマン色をかなり薄めてたのは個人的には好印象。
ラス前の「ロング・アンド・ウェステッド・イヤーズ」は、背景の照明が集中線のようにディランから放出されて目を奪われました。ディランの力強いヴォーカルがとても良かった。この歌はシンプルだけど、その短さゆえに美しいです。
スタンダードナンバー、良かったです。場末のスナックでディランが歌ってくれてるみたいな、いなたさがグッときた。ディランすごく高い声が出せるんじゃん、って思いました。オリジナルの歌でもこれくらい丁寧に歌ってくれよーと、言ってもせんなきことをちょっと考えました。
「ラブ・シック」の素晴らしさも書き忘れてはいけない。“be with you”の渾身の歌いっぷり、痺れました!
帰り道の車中の音楽は『テンペスト』一色。『テンペスト』の長くてダラダラしてる曲はあまり聴き込んでなかったのですが、昨夜はじっくり聴いて運転して帰りました。「アーリー・ローマン・キング」の代わりに「ティン・エンジェル」とか演っても良いかも、と思いました。
前回のZepp Nagoyaに比べてセンチュリーホール、音が段違いで良かった。バンド演奏が際立ってましたし、何よりもディランの声が凄く出てた。スタンダードの良さ、新しい曲の良さを再認識させてもらった夜でした。
ヘッケルさんを真似して、
ディランありがとう!
(菅野ヘッケルさんのライブレポート)
http://ameblo.jp/high-hopes/entry-12150704337.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog--5--high-hopes_12150704337
(僕は二階席でしたが、一回の最前列に菅野ヘッケルさんが座ってるのがよく見えりました)
マシス