先々月くらいのこと、ある歌詞にメロディーを付けようとあれこれ考えてるウチに、浮かんだボツメロディーの一節がやたら気に入ったので、

これはこれで膨らませて、別の一曲にしちゃおうと思いつきました。

で、二ヶ月ほど歌詞に迷って、なんとか言葉が固まってきた。形になりそうでホッとしてます。

もうちょっとしっくりくる言葉を探したい気もしますが(もしくは大幅に間引きたい)、大まかな全容はこんなものだと思う。

早く人前で歌いたいので、とりあえず、いま出来た歌詞を公開します。後でちょくちょく筆を入れるかもしれません。


個人的には、理が勝ち過ぎてない歌を久しぶりに書けて嬉しい。



「砂糖菓子」


溶け出したら
砂糖菓子は

崩れてゆくのを
見守るしかなかった

甘い熱を抱いて

気の置けない友達の
話に浮かれてて

おかしな夢を
見てたんだろう


飴細工のように
僕たち
飴細工のように
僕たち


溢れるまま
流れ出せば

生まれたままの
姿に戻るさ

とても自然なことさ

美しくいびつな
形を描いて

そこかしこに
欠片を散らした


放たれた言葉の重さに
驚いた心がひしゃげた


気の早い季節が
さえずり
それなりの悲しみを
経たら

またいつか
きちんと話そう

またいつか
きちんと話そう



2015/7/10 0:41



暗いですね。もうちょっと明るい内容にしたかったのに、相変わらずの出来です。

この手の歌の歌詞を口ずさむと、心なしか気持ちがスッとします。例えるなら、モヤモヤした心境をとりあえず誰かに聞いてもらった感覚にちょっと似てます



マシス