何年前のことか、連れ合いが録画していたアニメ「有頂天家族」を観てみたら、えらく面白くて夢中になりました。

静岡では深夜に放送していたので、放送時間に観ることはなかったのですけど、ドップリハマってしまったのです。

四十過ぎた男が、狸と天狗のアニメ観て喜んでるなんて、ハタからみたら不気味でしょうが、本当に面白くて毎週楽しみにしてました。

物語の終盤の頃なんて、話の続きが気になっていてもたってもいられない。放送をすぐにも観たいけど、夜更かしは翌日の仕事に差し支える。

で、どうしたかと言うと


放送日の翌朝、出勤前に「有頂天家族」観てから出かけてたチョキ


お前は子供かってくらい、大人気ない所作です。だって帰るまで待ちきれなかったのだもの


これは森見登美彦の小説が原作のお話です。森見は「夜は短し歩けよ乙女」を楽しく読んでいたので、なるほど僕と相性が良い作家のお話だったか、と後付けで納得。


放送終了後しばらくして、連れ合いが原作の小説を図書館で借りてきまして、僕も彼女の次に読ませてもらいました。


小説、面白かった。そして、あらためてアニメの出来の良さにビックリしました。

あの洒落た台詞も全てそのまんま。話を端折ることなく、過剰に膨らますこともなく、原作小説から抜け出したように素晴らしく忠実にアニメ化されていたのです。

知らなければ、これアニメが先にありきで小説を書いたんじゃないかって思ってしまう。それくらい、話のテンポ、面白さの濃度が小説とアニメの差異ない。原作への愛をすごく感じるのです。


たまたまでしたけど、僕はこれアニメで知って正解だったと思います。狸と天狗の小説だなんて、先入観があったら絶対に手を出さないし、読まないから。こんなに面白いお話を永久に知ることなかったかも。



今月、「有頂天家族」の続編の小説が出まして、またしても連れ合いに図書館で借りて来てもらいました

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読了!楽しかったー。


やはり僕はこういう小説好きですよ。世の中、半沢直樹みたいなテンションの高い小説が全てじゃない。「有頂天家族」はユーモアがあってとにかく洒落てます。ファンタジーであって、恋愛もあって、権力絡みの黒い陰謀話まで飛び出す。

まさに“面白いことは良きことかな”なのです


これもアニメ化するのかしら。観たいぞ




マシス