娘のピアノ発表会を観て、半日微笑ましい気持ちになれました。

ちびっ子の一生懸命な演奏は聴いていてすごく楽しい。正直、講師の方の演奏より面白い。

上手な演奏って、気持ち良くてつい眠くなるけど(すみません)、その点ちびっ子の演奏はスリル満点です。心の中で頑張れーって応援しながら凝聴してしまうのです。たどたどしさに美がある?

発表会はコンクールと違うので、誰が一番とか順位はないのですが、どのお宅も《ウチの子供が一番!》と思って聴いていたことでしょう。もちろん僕もウチの娘が一番良かったと思ってますよ。


ピアノと言えば、最近読んだ本の中でも「セロニアス・モンクのいる風景」はとびきり面白い本でした。

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これ、筋金入りのジャズファンである村上春樹が、所蔵しているたくさんの音楽本の中からセロニアス・モンクについて書かれた文章のみを抜き出して集めたものとか(もちろんご本人も文章を寄せている)。

選者、訳者、著者の三役を務めただけあって、小説でなくても隅から隅まで村上春樹ファン納得の面白さに溢れてる本です。もちろん音楽ファンにも楽しめること間違いなし。


僕自身はモンクについて大ファンだと言えるほどには聴き込んでいませんが、モンクの曲、イメージにはずっと憧れがあります。

独自の音を目指し、ひたすら自作曲のみを演奏し続けた姿勢とか、その飛び抜けた個性はジャズに耳慣れていない僕にも分かりやすく興味をひくものでした。

一部の理解者を除いて、最初は誰もモンクの音楽を相手にしないのだけど、次第にモンクの作る曲を演奏する人が増え、どんどんスタンダードとして浸透していく。決してモンクは自分を曲げることなく、世間がモンクの才能を発見したのです。

洒落者で変わり者、世の流れに迎合しない意志って、まるで佐野元春みたいですよね。


以前も日記に書きましたが、僕はマシスと言う名前を考えた時、他の候補としてモンクというのも考えていました。

モンク、もんく、文句、どれでも良かったけど、漢字の《文句》はちょっと気に入っていたのです。

異議申し立ての意味の《文句》、文章の一文の《文句》、セロニアス・モンクと同音の《文句》、いいじゃないか!と。

結果は本名をもじってマシスにしたのですが、今後の何かユニットにでも使ってみようかと夢想したりします




マシス