ピーター・セテラが「素直になれなくて」を歌っている映像を見つけました。2008年のアイスショーでの模様みたいです。



懐かしいですねぇ。この歌は耳タコになるほど聴いたものです。「Hard To Say I'm Sorry」を「素直になれなくて」って邦タイトルに訳したセンスはいいですよ。


僕がこの歌を知った時は、すでにピーター・セテラはシカゴを脱退してましたので、ライブ映像では後任ベーシスト(ジェイソン・シェフ)の歌声ですっかり認知してしまってました。

http://youtu.be/9YDOKZbya9Y



こうやって比べて聴くと、歳をとってもピーター・セテラがオリジナルの歌い回しだということがよくわかります。後任さんも素晴らしい歌声なのですけどね。ベース弾けて歌も歌えるヤツ
なんて、よく見つけたなと思います。


男性のハイトーン・ヴォイスには有無を言わさぬパワーがあります。高音でガツンとヤラれると《参りました》って気になるものです。

高けりゃ良いってもんじゃない、という奥田民生の名言もありますが、これは民生が高い声を出せるからこそ説得力がある言です。

僕の歌を聴いて、高い声ですねーと言って下さる方がたまにいますが、キーとしては僕はそれほど高くないです。声が細いので高く聞こえるだけで、一般男性のキーに毛が生えた程度しか出ません。

自分の声をハイトーンとはおこがましくて言えません。出たらいいな、とは思うのですけどね。


こんな声してますので、どちらかというと太くて丸い凛とした声の方が憧れはあります。あとはしゃがれ声。絶対自分には出せませんからね。


僕にとってのハイトーンヴォイスは、なんといってもエアサプライです。洋楽ファンから《なんだいあんな商業ロック》と馬鹿にされるかもしれませんが、エアサプライ大好きなんですよ。


エアサプライの、ラッセル・ヒッチコックのハイトーンを堪能するならやはり「渚の誓い」でしょう。

http://youtu.be/z4OL027LMgQ



訳詞付きの映像はありがたいです。この歌は歌詞もすごく良いんです。

英語のタイトルは「making love out of nothing at all」。歌詞には渚は全く出てきませんが、エアサプライが夏、海に似合うというイメージから《渚の誓い》なんでしょう。

サビの、これでもか!と言わんばかりの言葉の畳み掛けにはカタルシスがあります。でも、歌う側としては有り得ないほど難しい歌です。

よしんばこのキーが出る人でも、サビの“ダダダダダダダ”って言葉の連打を歌えっていうのは無茶いうなって話です。初音ミクじゃないんだから。まさに、高けりゃ良いってもんじゃない。

この不可思議な曲の佇まいはJポップにどこか通じますね。

さすがのヒッチコックさんも近年は高音が苦しくなったようで、「渚の誓い」もライブではキーを下げてうたっているようです。他の歌は結構原曲のキーでがんばってますから、やはり「渚の誓い」がずば抜けた難曲ということでしょう。


あと、日本人に馴染みといったらこれか。これもすごい邦タイトルだ。《潮風のラヴコール》「Just As I Am」




僕が1994年に友人と二人で歌い始めた時、男性二人組、一人がギターで二人でハモるとなれば、僕等を当時サイモン&ガーファンクルとかエヴァリ・ブラザーズを例えに出してくださった方がいたのですけど(畏れ多い!もったいないことです)、

僕がイメージしていたのは、実はエアサプライだったのを告白したいです。これは相棒にも言ったことないかも。


僕がエアサプライを聴いてガツンとやられたように


相棒の高音ヴォーカルで、聴く人をガツンとやりたかったのですね




マシス