二、三年前より、浮かんだ鼻歌のメロディに《アリストテレス》の言葉がハマって、


それならいっそ、アリストテレスの歌を書けないものか?と、ずっと言葉を模索していたのです。


アリストテレスに興味があったのか?と聞かれると、名前くらいしか知らなくて

それどころか、哲学って何?説明できませんって有様でしたので

一応、ネットで検索し、ザッと目を通しましたが、やはりよくわかんない。面白かったけど。




こんなお顔です


でも、あまり史実に基づいて歌にしても、僕の作りたい歌じゃなくなっちゃう。レキシみたいにはとてもやれない


何回か、出来たーって思って人前で歌ってみて、やはり違うな、と、また書き直して


散々いろいろとやったあげく、結局は最初に僕が漠然と空想していた《哲学者》《アリストテレス》のイメージに寄るようにまとめました


ここ数日、頭の中ずっとこの一曲にかかりきりで考えてまして


で、ようやく、これで出来たってことにします。出来た出来た。

いっぱいあった言葉も、ばっさりカット。当初はイエスやナルシスの他に、アルキメデスとソクラテスも登場させるはずでしたが、長くなったので割愛。


だからという訳でもないですけど、僕の思う哲学者ってソクラテスやアルキメデスのイメージも混在しているようです。




「アリストテレスの夢」


アリストテレス
蜂蜜を舐める
起きぬけに今日も哲学

ありふれている
場末の賢者を
君はひと飲みにしてゆく

孤高の意思は
着のみ着のままに
風の行く先を案じて

残りの意思は
やたら不器用に
皿のパン屑と格闘してる
してる
してる


瓦礫の中に
埋もれた真理を
君は一つずつ紐解く

その清しさに
うち震えながら
君の宝石を手にする

この世の中は
あやふやばかりで
上も下もないのだけど
お仕着せじゃなく
借り物でもない
君の価値観を
探そうとしてる
してる
してる


ナザレのイエス
街の救世主
君の流す血は誰のため?

つかず離れず
水辺のナルシス
鏡の素顔はどんな顔?

アリストテレス
君は夢を見る
こんな不自由な自由が
混じり気なしの
この世の摂理と
みんな穏やかな顔してる
してる
してる


有り体のこと
何でもないこと
気に留めなくても済むこと

差し障ろうが
差し障るまいが
別にどうとでもなること

知らないことが
当たり前すぎる
水を得ない魚の群れ
息苦しさに
あくびをしながら
必死で自意識を保とうとしてる
してる
してる


君の世界と
周りの世界の
つじつま合わせをしようよ

間に合わせたり
紛らわせたりで
つぎはぎだらけになろうよ

前触れもなく
後腐れのない
君の物言いが好きだよ

君の愛した
希代の英知が
それと気づかずに
薮から宇宙をつついて

追い立てられた
間抜けな宇宙が
そこで何も出来ないとしても
しても
しても



2011
~2013/10/26 3:20
~2014/6/10 2:33



マシス



注釈


アリストテレスがハチミツを舐める逸話はないです。多分