昨夜wowowで生中継されたKISSの武道館ライブの録画を観ています。


公演に台風の影響がなくて良かった。KISSのライブは無条件に楽しくて良いですね。こうしてノーカットのライブ映像が放送されて、録画で手元に残るのはとても嬉しいことです。


KISSを観ながらプリファブ・スプラウトの日記を書こうとしているのは我ながら変ですが、気にしない。


そんなに好きならプリファブ一筋で聴くべきでは、と言われようが、そこも気にしない。偏ったものばかり食べていたら大きくなれません。節操なくいろいろ聴いてこそ音楽の滋養です。



プリファブ・スプラウトの新譜によって、文字通り僕の中で今はプリファブの波が来ています。車で部屋でプリファブの旧作を持ち出しては、いいなぁーと聞き惚れているのです。


個人的なプリファブの思い入れを言うと、世間のプリファブ・スプラウト好きが《最高傑作》として真っ先に挙げる『スティーブ・マックイーン』。これが実は僕にはあまりピンと来ません。


『スティーブ・マックイーン』

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もちろん嫌いじゃないですよ。特に今聴き返すと、とてもいい。良く出来たネオアコの傑作アルバムだと改めて思います。でも、僕にとってのプリファブはこれじゃない。


どれが最高傑作か、というのは人それぞれの思う所があるでしょうけど、『スティーブ・マックイーン』か、『ヨルダン・ザ・カムバック』かで意見が二分されるのでは、と想像します。


『ヨルダン・ザ・カムバック』

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『ヨルダン』こそ最高傑作!と言う意見に、僕は何の異論もありません。僕も大好きです。『ヨルダン』を嫌いになれるポップスファンがこの世にいるわけない。居てもそんな輩信じない。


一曲一曲の愛らしさ、加えてサージェントペパーズの統一感とホワイトアルバムのごった煮感、さらにペット・サウンズの透明な美しさを全部ブレンドしたかのような、奇跡のような19曲。怒涛の長尺音絵巻です。


では、『ヨルダン・ザ・カムバック』がプリファブの入門編になるか?と問われたら、僕はちょっと考えてしまいます。初心者がいきなりこの多彩かつ高密度の音楽を入口にしてしまうと、最後の曲まで辿り着く前に息切れしてしまうのでは?


僕のプリファブ入門となったアルバムは『ラングレー・パークからの挨拶状』でしたが、それは大正解だったと今は思うのです


『ラングレーパークからの挨拶状』

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とにかく名曲揃い。一曲目の「キング・オブ・ロックンロール」から変だもの。こんな大それたタイトルをこんなヘンテコ不思議な歌に付けるなんてクセモノすぎる。「アイ・リメンバーザット」のなんと美しいこと。「ヘイ・マンハッタン」の解放感、王道ポップスな高揚感はただただ心が緩みます。


《こいつら普通じゃない》と、一発でハマってしまいました。普通じゃないポップス大好き。



では、もし、プリファブの一番好きなアルバムは?と聴かれたら、


迷う。「ラングレー・パーク」でも良いのだけど、無人島に持っていくなら曲数からして『ヨルダン』か?


とか言って、実は決まっています。一枚プリファブを選ぶなら『アンドロメダ・ハイツ』。これしかない


『アンドロメダ・ハイツ』

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これぞ僕の愛するプリファブ・スプラウト。一曲目の「エレクトリック・ギター」からラストの「アンドロメダ・ハイツ」まで、何も文句なし。細胞に沁み渡る音の美しさ、愛らしさ。パディのボーカルの味わいの深さ。良質な音楽ってこれのことを言うのだ。



『アンドロメダ』は『ヨルダン』の次に発表されたせいか、発売当初は地味だとかおとなしすぎるとか、いろいろな声が聞こえたりしましたけど、今はこれが一番って言う人も絶対たくさんいると思うな。「エレクトリック・ギター」何回聴いても胸が震えますものね


アルバムによっては聴き込み度合いが当然違のですけど、どのアルバムも、《これは堪らない!》って曲が必ず入っている。新作『クリムゾン/レッド』もしかりです。プリファブはやめられない



しかし、エルビス・コステロが、《これほどの才能が今後英国から出て来ることはないだろう》とまで言わしめた1stアルバムは、どこにコステロが惚れ込んだか僕にはまだよくわかりません。聴く人が聴けばわかるのでしょう。『プロテスト・ソング』もほとんど聴いてません。そういうアルバムもあります



秋の夜長にプリファブ・スプラウトを




近年パディ・マクアルーンが深刻な難聴を患ってるのは聞いてましたが、、なんと視力まで失いかけているとの噂を聞き、愕然としました

(パソコン作業で昼夜問わず延々と音楽作りをし過ぎたためだとか。誰か止めろよ)


そう言えば最近の近影を見てもサングラスと杖の姿はいかにも、です。どうか身体を労わってほしいものです





ましす