日曜日の【エスケリータ68】でのことをもう少し書きます

エスケリータに友部正人来るよー、と毎回僕を誘ってくれるのは、通称《だあこえ》こと小枝年生さん。浜松在住の吟遊詩人、酔いどれロッカーです。一度ライブでご一緒して以来のご縁で、それから数えるほどしか顔を合わせてないのですが、会うたびにたいへん良くして頂いてるのです。

昨夜も僕がエスケリータに着くなり、こっちこっちと呼んでくれて、隣に座って一緒に友部ライブを鑑賞してました。

奥の席には、同じく浜松の孤高の酔いどれ詩人、音緒さんも来てました。その音緒さんがソフトドリンクを飲んでいたので、なんだあんなもの飲みやがってブツブツ、と、だあこえさんは遠くから(本人に聞こえるように)ボヤイてました。


無色透明のお酒をグビグビやりつつ、陽気な乱暴口はやんちゃ坊主の体裁まんま

そんな兄さんですが、暴言を吐いたあとで《冗談だかんね本気にしちゃいかんよ》とおどけてフォロー。実は凄く神経細やかな気ぃ遣いィさんです。


終演後、客もほとんど引けた会場で、僕とだあこえさんとだらだら喋ってたのです。《11月にエスケリータに矢野絢子来るねぇ》《矢野絢子をもっとたくさんの人に見せたい!あの演奏を観ないなんてもったいなさすぎる》なんて調子で


そして、友部さんも店内を普通に歩いていたのですが、いきなりだあこえさんが僕に耳打ちしてきて、《おいおいおい、びびった》

何なに?と聞き返すと、

《今、友部さんに「歌詞教えてくれてありがとう」って言われた!》

《凄いじゃん!友部さんこっちの顔覚えてんじゃん》

《いきなりで動揺しちまったよ~》


そう、実は友部さん、昨夜のライブ中に一曲だけ歌詞を忘れて演奏が止まったのですね。それも歌い出しのド頭で。

ちょっと考えて、《思い出したら後で(歌います)》と言いながら別の曲に移ろうとしたので、

だあこえさんと僕はとっさに《路上を目指ーす~だよな?》と続きを確認してたら

友部さんこちらを見て《わかる人がいますか?》


僕がドキッとしたら、

だあこえさんが《路上を目指す!》


友部さん表情を変えず、《路上を目指す、でしたか・・・》


すぐにだあこえさん、僕に耳打ち、《合ってるよな?》

もちろん、合ってます!それを聞いて友部さん、改めて歌い直し、今度は最後まで無事に歌い切りました。聞いている側もなかなかドキドキするハプニングでした。

そのお礼をわざわざ言ってくれたのですね。まさか友部さんから話しかけられるなんて、良かったですよねぇ


《乗せてって~》と言う酔いどれだあこえさんと、帰り道も僕の車でご一緒したのですが、僕がたまたまカーステでグレープ(ライブアルバム『三年坂~完全盤』)を聴いてたのに気付いて、《なーんでグレープ聴いてんだよ~》と、だあこえさん、えらくウケてくれまして


友部ライブの帰り道なのに、二人していかにさだまさしが素晴らしいかを、車中延々としゃべり続けたのでした。



《今度また、ゆっくり飲もう!》と言って、だあこえさんは浜松の街中へ走り去って行きました








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