中古CD屋で買った矢野絢子の2ndを聴いていたら、無性に「てろてろ」「ニーナ」を聴きたくなって、1stアルバム『ナイルの一滴』を久々に引っ張り出してみました。
「ニーナ」で泣く泣く。 ネタバレはしたくないので歯痒い書き方になりますが、来る!とわかっていてもアソコで泣く。車の運転をしながら、視界が涙で塞がれそうになりました
どなたかがアマゾンのレビューで、《「ニーナ」は歌詞に泣かせる要素が何もないのに泣ける》と書いてましたが、そうなんですよね。グワーッと盛り上がって、なんとも堪らない気持ちになる。12分ものたいへん長い歌ですが、その長さをものともせず、エンディングまで弛みなく聴かせてしまう歌のストーリーには、ただただ脱帽です。
高知県のライブハウス【歌小屋の二階】は、矢野絢子のホームグラウンドということで、一躍その名を全国に知らしめました。2ndアルバムでは【歌小屋】仲間が演奏で参加していて、ジャケの裏に皆との写真が載ってたりして。良いですよねぇ。一度訪ねてみたい所です。
もうひとつ、長野県にある【ネオンホール】というライブハウスも、マーガレット・ズロースがライブアルバムを制作したので、印象に強く残ってます。
どちらも共通して、オリジナルソングを歌うアマチュアを強く応援しているハコだということ。常連の出演者の曲を集めたCDを制作したり、楽しそう。うらやましい
静岡でもあるのだろうか。アマチュアミュージシャンをもり立てようと、採算が取れないことを一生懸命やってくれる歌場所は、僕の周りにもいくつかあります。
西部では【なんでモール】【ON THE ROAD】とか頑張ってくれてると思う。才能ある人気者は何人も出演してますが、そのハコを根城にして、というのはあまり聞かない。ハコがスターを排出した、って伝説にまでは至ってませんね。
九州の【昭和】のように、その昔、スタッフとしてアルバイトしていた甲斐よしひろは、《この店でしか聴けない歌》に希少価値を出すため、オリジナルを演る若手ミュージシャンをガンガン募集して、カバーしか演奏しないグループはベテラン常連でも出演を減らしてもらったそうです。
結果、昭和の動員を増やしたそうですから、良い時代です。甲斐の昭和での初ワンマンライブは入りきれないほどだったとか。チケット代を100円にしたってのがナンですが、それにしても凄い。良い時代です
僕も時々夢想したりします。僕はまだ裏方思考はないのですけど、自分がもしイベントを企画するなら、ライブハウスのオーナーなら、僕の好みの、好きなミュージシャンだけをこれでもか!と聴かせる催しをやってみたい。あの人とあの人とあの人を呼んで、とか、考えるのも楽しい。
その前に、僕は僕にしか作れない歌をもっと作る。自分の希少価値を上げて、僕の歌がちゃんと見世物になるよう頑張らなければなりません。精進します
mathis