《ビーチボーイズ新作をレコーディング中》《夏頃に発売予定》のニュースを聞いたのが今年の3月。まさかこんなに早く聴けるとは思ってもみませんでした。嬉しい誤算です!
カール・ウィルソンが亡くなった時、もうビーチボーイズの再結成はない、と多くの人が思ったと思います。
ブライアンはカールに捧げる歌を書き、ソロアルバムを発表、ライブ活動を再開。完全復活を果たします。
ツアー中、あるステージでニール・ヤングが飛び入り出演するため、「Good Vibration」の弾き方をリハーサルでバンドメンバーに教えてもらっていて、そのあまりのコード進行の複雑さ、難しさに叫びました。《全くブライアンってヤツは!》
2004年、幻のアルバム『SMILE』をブライアンがソロで再現する!そのステージを一目観ようと、ポール・マッカートニーを始め世界中のミュージシャン、ファンが会場に詰めかけました。ラスト曲が終わってスタンディング・オベーションの中、『SMILE』でブライアンと辛苦を味わった共作者、ヴァン・ダイク・パークは客席で感激で泣き崩れ、顔を上げられませんでした。
(DVD観ていてもらい泣きが止まらないところです
)
こんなにブライアンが精力的に頑張ってくれてるなら、それだけでも奇跡でした。
そして2012年、今年の2月のグラミー賞の発表会場で、なんとビーチボーイズのパフォーマンスが実現!。マイク・ラブとブライアンの確執を知るファンは同じステージに立つ二人を観て震えたことでしょう。
ビーチボーイズ、再始動です。
現存する70歳を過ぎたオリジナルメンバーの奇跡の復活劇は、正直、《大丈夫か?》《期待し過ぎちゃいかんな》と、思っちゃいましたけど。新作、それはドキドキしますよ。
コーラスが鳴った瞬間の空気が、もう、堪らない
1曲目のコーラス、ピアノの音に泣かされ、2曲目のタイトル曲「神の創りしラジオ」でニヤリとさせられる、3曲目で皆のヴォーカルが入れ代わり登場にニヤリ、一曲だけ収録のマイク・ラブ作の曲が意外に良くてニヤリ、そしてラストの「過ぎ去りし夏」で再び泣かされる構成☆
(「過ぎ去りし夏」がJ・ボン・ジョヴィとの共作なのにもニヤリ)
ここまでキメキメだと、まるで「ペットサウンズ」「スマイル」の幻をどこかで意識してるかのようです。
こんなにかっちりトータル・アルバムを意識しなくても、ビーチボーイズならもっとお気楽な楽曲の羅列で良い気もしますが、それはまァ贅沢な注文。次はもっとロックンロールなアルバムを作りたい!とすでにブライアンも言ってますしね。
2000年以降のブライアンのソロを聴き慣れた耳には、楽曲的には新鮮さは少ないですけど、これは素直に喜ぶしかないです
良いモノを聴けたなぁ
☆
mathis
