昨日、車で山下達郎を聴き狂っていたら、不意に思い出した話
僕が高校生の頃に、佐野元春の「Someday」をモチーフにした少女マンガを読んだ覚えがあるのです。
当時、僕の妹が買ってきた少女マンガ雑誌が部屋に転がっていたのを読んだのだ、と記憶していますが、それがリボンだったかマーガレットか?、まったく思い出せない。作者も覚えてません
ただ、当時の佐野元春人気にかこつけた他愛のない読み切りマンガだったのは間違いないのですが、
それにしては話の内容を今でもしっかり覚えている。
ずーっとモヤモヤと心に抱えてきたのですが、ここでちょっと吐き出させてください
こんな話のマンガでした
↓
☆
高校生のバンド少年と、その少年に片思いする少女
高校三年生になり、彼氏に気持ちを打ち明けられないまま
ジュークボックスで、「Someday」を見つけ、あ、好きな彼が二年の時に文化祭で演奏した曲だ、懐かしいなとコインを入れる
流れたのは佐野元春の「Someday」♪
?
少女《あれ?これ「Someday」じゃない》
少女の友達《「Someday」だよ、佐野元春の》
少女《ふーん、おんなじタイトルなんだ》
(同じタイトルじゃなーい)
そう、好きな彼氏が演奏した《Someday~》とサビで繰り返し歌う歌は、山下達郎の「いつか」だったのです
/時々、人の心の中が/信じられない/出来事がある/
(「いつか」/山下達郎)
/だからもう一度諦めないで/真心が掴めるその時まで/
(「Someday」/佐野元春)
少女は二つの「Someday」を聴き比べて
《今の私の心境は佐野元春の「Someday」の方が前向きで好きだな》、なーんて考えちゃう
(ここの決めつけが強引です。「いつか」のその歌詞だけを取り上げてネガティブな歌だと決めつけている!そして終始山下達郎の「いつか」を「Someday」で訂正もなく通してしまっている)
その後もいろいろあって、こんなシーンも
校庭の芝生の上で、少女と彼氏が差し向かい
彼氏、アコギを片手に、《じゃ、リクエスト、一曲歌ってやるよ》の言葉に対し、少女は意を込めて《「Someday」》をリクエスト
その意とは、《もし彼氏が達郎じゃなく佐野元春の「Someday」を歌ってくれたら告白する!》との決心
(なんて無茶な!)
それ対し、彼氏は
♪/時々、人の心の中が/信じられない/出来事がある/♪
少女の心の声→《そうだね、そう上手くはいかないよね》
(当たり前だ)
まぁ、結果として
彼氏が最後の文化祭のステージ場から少女に告白して、《この曲を送る》と佐野元春の「Someday」を歌う、というオチ
(!)
☆
いかにも当時の少女マンガらしいぶっ飛んだストーリーです。《佐野元春!Someday!》が世の中に絶頂にブレイクしていた時のトレンドものだったのでしょうね。
ところどころのストーリーのご都合主義は差し置いても、このマンガの一番の問題は山下達郎の「いつか」をネガティヴな歌だと決めつけたことです。
あの歌を普通に聴けば、元春の「Someday」に負けないほどの励ます力に満ちた歌だとわからないはずないのに、山下達郎ファンからクレームなかったのかしら
そして佐野元春ファンの間でこのマンガは少しでも話題になったのかしら
誰か、こんなマンガを読んだ記憶のある方いらっしゃいます?
いないだろうなぁ
☆
mathis
