久しぶりに自作の歌詞を載せてみます。



僕の日記のタイトルでもある「音楽家の居る庭」は、僕が2008年に作った歌の題名から引用したものです。



作った当時に2~3回人前で歌ってみて、どうもしっくりこなくて、以来ずっと放置してあった歌です。



「音楽家の居る庭」という響きが気に入っていたので、ブログのタイトルに頂いたのですが、これはやや大仰な感がするよなぁ、と後で反省したりもしました。



では、何故今頃になってこんなことを書いているかというと、先日ふと歌の続きを書きだしたからです。



後半部分をここ一週間で思いついて、ざーっと書きつけて




とりあえず、出来ました。




ずいぶん長尺な歌になってしまいましたが、吐き出したなーって気がします。

こんなタイプの歌は普段まず作りません



長い歌と短い歌があるなら、絶対に短い歌の方がいい



もちろん長くなければ作れない歌の世界観ってのはありますが、短くシンプルな歌こそが一番いいなって思う。



元春の言うような“3分間のグッドミュージック”が理想なのですが

この歌の歌詞を短くまとめることが出来ませんでした。



1曲くらいこんなのあってもいいだろって



もういいや、つめこんじゃえって、開き直って(笑)




人前で歌ってみて、微調整はあるかもしれませんが、もうこの歌はこれで良しとしたいです。完成。










「音楽家の居る庭」



音楽家はやがて
いなくなるだろう


音楽家はいずれ

いなくなるだろう


音楽家が消えて
音楽が消えて

音楽家の知らない音楽が
また始まる



音楽家の庭に
明かりをともそう

音楽家の庭に
花を飾ろう

音楽家はいつも
耳をすましている

音楽家の居る庭に
聞こえてくる音に


音楽家はいつも
夢を見ている

音楽家の庭で
夢に描いている

音楽家の作る
おぼつかないメロディは

輪郭を探って
いつまでも漂う



音楽家は綴る
今日あったこと

音楽家は歌う
日々思ってること

音楽家は憂う
明日のこと

少しだけ騒がしい
世の中のこと


こんな風に、


チュ チュ チュ


音楽家の庭に
音楽家が集い

その時代その時代の
興奮を彩る
僕達はその度に

うっとりと酔いしれる

音楽家の居る庭に

聞こえてくる音に


音楽家の庭に
会話はいらない

音楽以外の言葉は
何ひとついらない

音楽家の庭の周りには
音楽家を愛する人達が
風のように笑いながら
生活をしている


こんな風に、


チュ チュ チュ


それは何も

意味のない歌
けして誰も

意味を求めない歌

それは何も

意味のない歌


君と同じ空を

飛ばない翼



毎年毎年、音楽は
増え続けて

新しい音楽がそこかしこに

溢れ返っている

音楽家はなんとなく
耳をすましてみる

音楽家の居る庭に
聞こえてくる音に



こんなに沢山あって
どうするんだって思う

こんなに沢山あって
誰が聞くんだって思う

涙声も笑い声も

入り混じって溶ける

音楽家の居る庭に
聞こえてくる音に


新しい音楽なんてこれ以上

必要ないのかもしれない

新しい音楽がなくたって
誰も困らないのかも知れない

みんな昔の歌を後生大事に

歌うのに一生懸命

どこかに良い歌はないかと

歌本を漁るのに一生懸命



歌うことがない時にだって

音楽家は歌を作る

歌うことがない時でこそ

音楽家は歌を歌う

時間ばかり過ぎて

今じゃもう気付く人はいない

音楽家の居る庭に

聞こえてくる音に



それは何も

意味のない歌

けして誰も

意味を求めない歌

それは何も

意味のない歌




生き方がロックンロールだと言われて

喜んでいるあの人は

きっとロックンロールよりも

別のモノが欲しかったんだろう

出来るならもう一度

耳を傾けるべきだ

音楽家の居る庭に

聞こえてくる音に



自己満足の愛の歌は

もううんざりだ

根拠のない夢や希望も

もううんざりだ

今だからこそ僕は

音楽家の歌が聴いてみたい

音楽家がいま何を思い

何を歌うかを聴いてみたい



音楽家の庭に

明かりをともそう

音楽家の庭に

花を飾ろう

音楽家は今だって

耳をすましている

音楽家の居る庭に

聞こえてくる音に



音楽家は綴る

今日あったこと

音楽家は歌う

日々思ってること

音楽家の憂う

明日のこと

昔の仲間や

恋人のこと



音楽家は綴る

今日あったこと

音楽家は歌う

日々思ってること

音楽家は憂う

明日のこと

少しだけ騒がしい

世の中のこと



それは何も

意味のない歌

けして誰も

意味で計れない歌

それは何も

意味のない歌


君と同じ空を

飛ばない翼




そして

音楽家はやがて

いなくなるだろう

音楽もやがて

消えてしまうだろう

音楽家が消えて

音楽も消えて


音楽家の手におえない

音楽がまた

生まれる












mathis