前の日記を書いたせいか、オフコースが聴きたくなり



それも何故か、無性に「call」が聴きたくて堪らなくなったのです






僕が好きだった楽曲は、やはり二人~五人の頃のオフコースのものが多いです



たしかユーミンは自叙伝「ルージュの伝言」にて



《オフコースはもう言葉の贅肉が削げた状態。どの歌も同じことしか言ってない》


と、中期(五人)オフコースを分析してました



なかなかの慧眼です。



《贅肉のない歌詞》と《緻密なアンサンブル》こそ、オフコース作品の特徴であり真骨頂でしたが



言葉を削る一方で、効果がワンパターンになる行き詰まりを、この時すでにユーミンは預言していた訳です。




やっさんが抜けた後の四人のオフコースの活動は、僕が中学生の頃



「君が、嘘を、ついた」を聴いた時はホッとしたものです。《四人でも全然大丈夫じゃん》って嬉しくなりました。



四人での最初のアルバム『The Best Years Of My Life』は、五人オフコースのイメージを継いだものでしたが



次の『as close as possible』から、小田和正の作風が変化します。



あれほど削ることに執心していた言葉に、少しずつ装飾を付けていくかのような実験をアルバムの楽曲にちりばめ始めたのです。




ラストアルバムの『Still A Long Way To Go』では、小田和正はもう、すっかりそれまでと別の筆使いで



アンサンブルのために添えられていた言葉は自己表現へ向かい、韻律うんぬんはさておき、より内容重視の歌詞になっていきます。



今まではどんな明るいメロディの歌でも、そこに張りつめた緊張感が漂っていたのに、



緊張が解けたみたいな



言うなれば、緩くなったような



あんなに洗練されていたのが、野暮ったくなってきたなぁ、



と僕なんか思ったものでした



けど今思えば、その野暮ったさこそが、その後の小田和正ソロ作品の基盤となっていったのは間違いないでしょう






これは四人オフコース時代のベストCD


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《皆のお馴染みオフコース》の香りをかろうじて残した楽曲が収録されてます


「call」を始め、オリジナルアルバムに収録されてない歌が入っているのが、ファンにはありがたい




当時から僕は「call」が大好きで


「call」こそ、僕がオフコースで無条件に興奮した最後のシングルかも知れません



一回目のサビに歌われる




《続けて 続けて》の


小田和正の声の色っぽさ♪



これですよ☆



会話調の歌詞にずいぶんと具体的なシチュエーションを盛り込んでいて、艶っぽい歌です。



この後も数枚シングルが出てますが、小田和正の声ってだけで全く別のバンドのように感じてしまいます



ラストシングル「君住む街へ」も良い歌だけど、それは小田さんのソロの良さと変わらない



どちらが良かった、と言うよりは、好みの問題でしょう



別モノなのです








ああ、台風が来てるけど



夜勤に行かなきゃ



やだな











mathis