いよいよ明日より
元春の週末です
僕は明日、土曜が勝負です
楽しみですが、なんか実感が沸きません
きっと明日、国際フォーラムに入場して、開演分読みのあの雰囲気を場当たりにして
初めて鼻血の出る想いが押し寄せてくるのでしょうね
同日、銀次は都内のライブハウスにて弾き語りのライブだそうです
(風知空知だったかな)
同じ日に東京に居て、両方は行けないのがちょっと悔しい気もしますが、
同じ東京で同じ時刻に元春と銀次が演奏をしている
そして僕も明日、同じ時間に東京に居る
明日はそれだけで特別な日です。
☆
ポール・サイモンの新譜を聴いています
これは良すぎです
聴いて琴線鷲掴み音楽です
彼のキャリアでこの作品が今出せるのは奇跡ですよ
御歳69歳、今年の10月で70歳のポール・サイモンはディランと同級生です
いやいや、
ブライアン・イーノと作った前作『サプライズ』を聴いた時も
≪意欲的だなー≫
≪感性が全然衰えないなー≫
と感心したものですが
今作、感動しちゃいますよ
今もって、どうしてこんなにも瑞々しい音楽を作れるのか
若き日のコンプレックスやエゴなんて、まるでなかったかのように
この音楽は暖かく、そして鋭く冴えわたっています
凄い
☆
他のいかなる音楽と比べようが、僕にとってサイモン&ガーファンクルの楽曲を聴くことは特別な事です。
「アメリカ」
「ボクサー」
「サウンド・オブ・サイレンス」
「明日に架ける橋」
幾千の才能が束になってかかっても、ポール・サイモンの歌作りを凌駕する者はいません
☆
周囲より、どんなに≪良い奴だ≫≪あんな素晴らしい奴はいない≫と言われていても
ことに優秀なミュージシャンは、才能があればあるほどエゴや名声欲があるもので
マッカートニーにしても、クラプトンにしても、スティングにしても
鼻持ちならない一面があるのは仕方ないこと
周囲との諍いは当たり前のように起るものらしいです。
中でもS&Gの軋轢なんて有名ですね
幼少より背が小さくずんぐりなポールは、ずっとコンプレックスの塊で
背が高くハンサムで、天使のような美声の相棒アート・ガーファンクルに、常に嫉妬していたと
関係本とか読むと、その憎悪とも取れるポールの名声欲、嫉妬心に、些か引いてしまいます
自分の作った「明日に架ける橋」をアートがステージで歌って喝采を浴びることにも嫉妬してんですよ
“俺の歌なのにー!”って
あんなに素晴らしい歌を書いて、あんなにギターが上手くて
そんなに卑屈になること全然ないじゃん、とか思ってしまいます
離婚はしちゃったけど、映画スター・ウォーズのレイア姫を嫁さんにしてたんだし
モテモテじゃんね
良いじゃんね
そういうもんでもないのかな
でもね、そんないろいろすべてひっくるめて
まるで誰に対抗するでもない
本当にみんなが聴きたかったポール・サイモンの音楽を作ってくれた
新作『SO BEAUTIFUL OR SO WHAT』は痺れます
70歳でこれを作るんですもの
泣けちゃいますよ
☆
ポールのソロ曲で「時は流れて」という大好きな歌があります。
この歌の原題は「Still Crazy After All Those Years」
このタイトルをぶっちゃけて訳すと
≪長い年月クレイジーなまんま≫
って身もふたもない
対訳では確か、≪昔気分が抜けないのさ≫みたいに訳していたと記憶してますが
最初聴いた時から、長いこと今一つピンとこなかったフレーズでした。
でも最近になって、このフレーズのニュアンスがなんとなくわかる気がしてきたんです
★
若い頃って、青くて、恥ずかしくて、むちゃくちゃで、バカで
あれからいくらか年月が経って、
少しは成長出来ただろ?って、言いたいところだけど
ダメだね、バカなまんまさ、何にも変わってないや
★
って感じでしょうか。
今聴くとこのアルバム『時の流れに』もたまらないんですよね。沁みるのですよー
mathis
