僕が自宅で録音をしようとする際、とても作業に腰が重くなります。
僕自身、とても面倒臭がりなのが一番の理由ですが、
演奏も歌も下手なので、作業にやたら時間がかかるのですね。
歌下手、やり直し
リズム狂った、やり直しで
その大変さを知っている分、なかなか手が出せない。
いざ作業を始めちゃうと楽しいのですけどね。今度はムキになっちゃってやめられなくなる。
そう、
録音といえば、
今年、奥田民生が面白いツアーをやっていました
お客さんの前で、民生が一人で新曲を多重録音しながらレコーディングするのです
その姿を観ながら、お客さんは一曲仕上がるのをただじっと見守るライブ
題して「ひとりカンタービレ」
ドラムを叩いて、ベースを弾いて、ギター、パーカッション、ヴォーカル、コーラスと、
(時にはキーボードも)
ちまちませっせと演奏しては、プロトゥールスで録音編集していく
よくもまぁそんな面倒臭いことを(笑)
でも、これは生で観てみたかったですね
ああ、きっとクリック(リズム信号)聞きながらドラム叩いてんだよな、とか
でないとコーラスを"コピー、貼り付け"の頭出しなんて簡単にできないよな、とか
いろいろとつい考えてしまいます♪
ドラムだけ黙々と叩くのとか
歌のない演奏をじっと見守っているのは
付き合うお客さんも忍耐要りますよね。
歌入れになるまで、どんな歌なのか知れない訳ですから
民生ファンや宅録オタクならヨダレものでしょうけどね
で、
そんなツアーを全国11ヶ所まわって
各地で仕上げた11曲、
一枚に納めたアルバムが先日出てたのです
早速聴いてみました
うーん、普通(笑)
お馴染みの民生節炸裂してます☆
これ、出来が良すぎて一人で全部演奏してるって感じがしない。言われなきゃ一人の演奏なんて気付かないですよ
まぁ、聴く人が聴けば分かるのかもしれませんけど
(一人録音はどうしてもノリが単調になるらしいですから)
多重録音って、もっと手作り感溢れた武骨なものの印象があったのですけどね
録音技術の進歩は凄いですね~
(もちろん民生の演奏能力やマルチぶりも凄いのですが)
で、
CDの付録に今回のツアーの模様をダイジェストに収録したDVDが付いてるんですが
これがもう、目茶苦茶に面白い♪
録音ボタン押してドラムセットまで慌てて走ってたり、お客さんの質問コーナーがあったり、なんか可愛らしい姿満載。この40分の映像を観るだけでも買いです☆
民生じゃなくても、全部の楽器をひとりで演奏して、多重録音でアルバム一枚仕上げた人って、実は結構います
キース・ジャレット
ポール・マッカートニーやトッド・ラングレン
日本ならムッシュかまやつや山崎まさよし
でも、作る工程を客に一つ一つ全部見せながら録音なんて、世界でも前例ないですよ
これは前例と言えるのか?↓
『ビッグ・ワールド』
/ジョー・ジャクソン
新曲を客の前で演奏しながら一枚アルバムを仕上げた例です
でも、これはバンドがちゃんと居て、せーの で一発録りの録音したものです
(こちらも、客は演奏が完全に終わるまで拍手禁止。本人が気に入るまで同じ曲を何度もやり直すといった具合)
ジョー・ジャクソンいわく
コンピューターやテクノロジーの進歩したスタジオワークに対抗しての生で一発録音、
と相成ったらしいですが、
こちらも酔狂ですね
☆
mathis