実は、昨年の日記の続きなのです。


誰も記憶にないと思いますが、


下書きだけ8割書いたところへ、音楽の話題が出たので差し替えてそのままになってました。



先日、わざわざ昨年のそちらの日記にコメントを下さった方がいまして、


ありがたいことです。見つけて下さる方、いらっしゃるんですね~。



“探偵が好き”“日本の探偵も好き”というタイトルで、

昔の古典ミステリーに出てくる探偵が大好きでした、という


他愛もない読書遍歴を日記に書いたのでした。



以下、下書きのまま続きとなってます。



↓↓↓





島田荘司を見つけた時は、それは嬉しかったですよ。


ずっと昔の、既にこの世にいない作家ばかり(笑)読んでましたから




今現在、このご時世に


こんな素敵な小説を書き続けてくれている作家が、現役で存在するのか!と、



震えましたねぇ。



御手洗潔との出会いです。




古今東西の探偵の中でも、僕にとって


御手洗潔ほど魅力的な探偵はいません




「占星術殺人事件」

日本ミステリーの金字塔。もはや古典です。


某マンガにトリックを流用された時、平和主義な僕も怒りでのたうちまわりました。

あんなん永久絶版にしてしまえ


「斜め屋敷の犯罪」

本格の手本のような作品。読みやすさ、目眩く謎、美しい論理、推理小説の鑑のような作品です。



僕個人ならもっと思い入れのある作品がありますが、この二作は代表作としてお奨めです。


もーう【時の洗礼を受けた作品】なんて言ってられません。


新刊を待ちわびて、発売日に手に取る興奮も覚えてしまいました。



そして、島田荘司周辺のミステリーも当然のように手を出しはじめます。




綾辻行人【館シリーズ】に、笠井潔【矢吹駆シリーズ】、


有栖川有栖【江神シリーズ】、そして北村薫【円紫さんと私シリーズ】



他にも、とにかく手当たり次第読みました。


好みで当たり外れもあったりしましたが、本当に幸せな時期でした。



中でも、森博嗣と京極夏彦の登場は忘れられません。次から次へとこの人たちは新刊出す出す、そしてそれらがもれなく面白い。なんという才能だ、と思いましたね。






と、この辺で僕のミステリー熱も少し収まるのです。



外れを食いすぎたせいか、それとも心境の変化か、


新刊への意欲がグンと減りました。



島田荘司と北村薫は未だに即買いですが、


もう、どこかに凄いミステリーないか?と探す情熱、エネルギー自体が以前ほどじゃありません。


体力が落ちたのかも知れませんね。





あれから推理小説以外のノベルスもたしなむようになりました。



本棚も、もっぱら推理小説以外の本が増えていきます。




でも、やはり探偵モノと聞くと胸が躍る自分がいます。



今日だって、お気に入りを手にとって読み返します。







思考機械の事件簿

/ジャック・フットレル


創元推理文庫









mathis