これが最近の夜勤のお供です。


音楽家の居る庭 ~mathis~-091216_1932~01.JPG


電気屋の割り引きセールのカゴに入っていたやつです。


いまどきこのタイプのウォークマンを買うなんて笑われそうですね。





昨夜聴いていたのは

音楽家の居る庭 ~mathis~-091216_2156~01.JPG


七尾旅人くんです。



イヤホンで歌詞カードを見ながら聴く音楽として


七尾旅人は物凄くハマります。



創作、の意味で


僕が楽しめるぎりぎりの天才君、と呼んでます。



受け付けない人はまったくダメでしょうね。


それとも、今の音楽ファンは偏見なくスッとこの音楽を受け入れてしまっているのかな。


だとしたら、凄いな。




以前日記にも書きましたが、僕が思う天才っていうのは


"すごく楽しい、


けど得体が知れない" ってことです。


多分、、凄いのだろうけど楽しめない、わかる人だけわかればいい

ってのはダメな天才だと僕は思ってます。


七尾旅人、この人はまずコード進行がなにげに変です。耳で拾いたいと思いません(笑)
そのくせにメロディすごく綺麗なのです。


そして、歌詞も変です。
散文詞の形態ですが、日本語なのに聞き取りがめちゃめちゃ困難です。


それは歌い方を崩しているからじゃなくて、

歌詞カード見るとちゃんと普通に発音して歌ってるのがわかる。


おそらく本人、意図して言葉の韻をメロディの抑揚からズラしているみたいです。

その"間"が独特なため、耳で聴いた時にグニュッとした感覚が産まれて、すごく個性的に響くのです。

散文詞だからって、意味を散らして意表をつく言葉をチョイスするだけではこうはならないでしょうね。




この天才入門には1stの『雨に撃たえば...disc2』からどうぞ♪


(傑作です)



ちなみに七尾旅人、、


2ndアルバムではいきなり二枚組の大作を作って、

3rdでは一転して弾き語りのアルバムを出し、

4枚目にリリースしたアルバム『FANTASIA』は、なんと三枚組!


とても全部は付き合いきれません(笑)天才は質と量を兼ねてます♪



この人は最近は弾き語りでライブを回っているみたいで



あら、根はアコースティックな方なのかしら、


と、気を許して手を出せば


この歌世界ですよ



どんな演奏してんだろ



ライブすごく観てみたいです




mathis