ムッシュかまやつの自伝
「ムッシュ!」を文庫で読んでから
無性に
名盤
『ムッシュかまやつの世界』
が聴きたくなり
車でヘビーローテーション中です。
一人多重録音のはしりのアルバムですね。ポール・マッカートニーよりも早かったらしい。
本人はキース・ジャレットに触発されたと言ってますが
楽器の一つ一つの音からムッシュの息遣いが伝わるようです。なんとも良い味出してるアルバムです。
しかし、けだるい。若さが無い(笑)ムッシュ20代のクセに老成してます。
でも、このぶっきらぼうな音像が、なんとも良いのです。ギターソロなんて堪りませんよ。
これでいいんだ、この手数なら僕だって弾けそう(笑)と勇気をもらえます。
真似しようったって、もちろん無理でしょうけど。
肝心の楽曲はさすがに時代性というか
野暮ったいかな、と思いきや
一度耳のスイッチが入っつしまえば
もう、どっぷりムッシュワールドの住人です。
このアルバムには入ってないけど
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
なんて、音楽好き万人が聴かなきゃいけない名曲です。
あんりハマったので、ザ・スパイダースまで引っ張り出して聴いちゃいました。
自伝「ムッシュ!」
内容も凄く面白い本です。
あの時代において、
そして今現在も
ムッシュという人がいかにクレバーな考え方をするか、驚きです。
カンが冴えているのでしょうね。
mathis