音楽家の居る庭 ~mathis~-091119_0052~01.JPG


財津和夫の新譜を聴いています。



その昔、チューリップは後追いでしたが聴いていて


「サボテンの花」
「心の旅」
「青春の影」

これらの有名曲も良いのですが、僕は個人的にチューリップのひねりの利いたポップな曲が好きでした。

「2222年ピクニック」
「SHOOTING STAR」
「愛の迷路」

なんて、今聴いてもゾクゾクするほど格好良いですね。



でも、僕の周りでは

チューリップよりオフコース

の空気が流れていました。


谷山浩子と中島みゆきを比べるくらい意味のない比較なのですが
(どちらも素晴らしいの意味ですよ)


オフコースの音楽のストイックな印象に比べ、チューリップの柔らかさは当時は緩く感じていた気がします。


その点では僕もどちらかと言えばオフコース派、みゆき派でしたね。


ところが、歳を重ねたせいか、

今、谷山浩子やチューリップがめちゃめちゃ良くて。


あらためてハマっているのです。



財津和夫のソロはあまり今まで聴いたことなかったのですが、



油断してました。


僕は今回の新譜、かーなり好きです。


いかにベテランでもこの年代になると、創作に息切れしている感が作品から滲み出ることが有りがちですが、


こちら、微塵も感じない。



まだまだ音楽が作るのが楽しいって意欲が、気持ちが伝わってくるのです。野心的な曲をしっかり作ってるのです。



緩いと言えば、、たしかに緩いのだけど


緩さの中にも貫禄があって、楽曲がしっかり腰の座っていて、


安心して聴かされてしまうのです。



なんか楽曲によっては、これチューリップ名義でも良いじゃん ってクオリティです。


ベテラン、やってくれますね。

聴いていて嬉しくなってしまいました。


mathis