音楽家の居る庭 ~mathis~-091105_2348~01.JPG

レイトショーで、たった今観て来ました。

いゃあ、楽しかった。


胸が詰まった。




これだけのものが

これだけ沢山の人の努力と愛情の結晶が

これだけ丹精込めて作り上げたステージが

本番を迎えられなかったことが切ない。



僕の想像していた以上に、

マイケルが、ちゃんと生声で歌ってるのです。

テープじゃなく、

ちゃんと生声で歌ってるのです。

「JAM」「スムース・クリミナル」をちゃんと踊りながら歌ってる!

「ブラック&ホワイト」を送風機の中でちゃんとシャウトしてる!


これで50回公演スタミナ持つのか?と逆に心配になるほど。



もちろん所々は流して歌ってますが、やる気満々なのです。

本人が「(興が乗って)歌い過ぎた。余計なとこで歌わせないでよ」とスタッフに言うくらい。

(また、リハ中にスタッフが観客席で異様に盛り上がっている様が微笑ましい笑)

バンドにアレンジのテンポや一音一音に指示を出したり、コーラスを自ら歌って指導するマイケルの姿を観れたのもすごく興味深い。



そして、特筆すべきはやはりマイケルの動き、パフォーマンス。


僕は多くのマイケルファンと同じく、


“動くマイケル”を観るのがとにかく大好きなのですね。



その昔、山下達郎氏が、

“ステージに立つ者は、ちゃんと【金を取れる芸】を客に観せなければならない!”


の意の発言をしてましたが、

まさにマイケルの動きこそ【金の取れる芸】の宝庫です。老若男女百人に、なんの説明もなく伝わる芸です。


あの群舞は万人が観惚れるでしょう。


「ビリー・ジーン」のソロ・ステップには“待ってました!”ってなるでしょう。



「ジャクソン5は最高だけど。。」などの通ぶった発言を以前、僕もよくしてましたが(事実最高ですが)、


ソロのマイケルのステージはやはり凄いですよ。


あれは観ちゃいます。何度だって見たくなりますよ。



マイケルの死を知っているだけに、感傷的になりそうななものですが、そこをお涙頂戴にせず、楽しい!って映画になっているのには救われます。映画スタッフの愛を感じます。


欲を言えば、過去にライブ映像を観たことある曲ばかりの選曲だったこと。人気曲ばかりになるのは仕方ないですけどね。


おお、こんな曲演奏するんだ?ってのも観てみたかった。アルバム『インヴィンシブル』からのナンバーとかね。


ああ、どのみちラストツアーでしたね。残念。。



mathis