わずか百ページの文庫本を、

読み終えるのに一週間かかってしまいました。

(正確には、読み始めるのに、ですが)


チップス先生さようなら/J・ヒルトン (新潮文庫)


偶然聞いたラジオのゲストに小川洋子さんが出ていて、この本を紹介していたのです。

本屋に行く度、あるかな、と目をやり、

なければ、残念、と別の本を物色。

そんなこんなで、先週見つけて買ってきたのですが、

文体の硬さのせいか、何故か本に集中できず、入り込めなかったのです。


今、お祭りの仕度から帰って、ふと

読めそうだ

と思い立ち

一時間で一気に読みました。



よかったです。

古典であり、不思議と寓話性も感じます。

誰にもある心の無防備な箇所を、

クーッと押すような物語です。


あまりに他愛のない話で、

どこを楽しめと説明は出来ません。


武骨で愛すべきチップス先生にこの本を開けば出会えます。


僕のイメージではなぜかダンブルドア校長の風貌が頭に浮かびました(笑)