【5月5日 AFP】ドイツ・ベルリン(Berlin)のノイケルン市営プール(Stadtbad Neukoelln)で1日、水中オペラ「Aquaria Palaoa」が開幕した。
発案者は、元水泳選手で歌手に転向したクラウディア・ヘール(Claudia Herr)さんで、主役も務める。10年前、ネオクラシックの列柱が並ぶアールヌーボー様式のプールを訪れた時にアイデアが浮かんだという。
ストーリーは、若い女性が不老不死の薬を求めて旅をするというもので、ヘールさんはグリーンのイブニングドレスに酸素ボンベを背負った姿でプールに飛びこみ、特殊マイクを通じて水中から歌を披露する。
南極の氷棚の下で録音された音源にヘールさん自身がクジラの鳴き声のような音をミックスして制作した背景音が、プールのまわりのスピーカーから流れる。黒い衣装を着た男性が演じるシャチやアザラシの合唱隊も登場する。オーケストラは水には入らず、プールのそばに座って演奏するという。
オペラには気候変動と海洋汚染に関するメッセージも込められており、プールの底にはごみ箱が並べられている。上演は9月17日まで。(c)AFP
( 出典先:AFPBB News )
不老不死の薬を求めて旅をするで思い出されるオペラといえば
マクロプロス事件(1923 - 1925)
カレル・チャペックの喜劇による。三幕。1926年12月18日、フランティシェク・ノイマンの指揮によりブルノで初演された。ヤナーチェク8作目のオペラ。
時代設定は1922年。100年も係争を続けてきたヨゼフ・ブルス男爵の遺産相続問題を抱える弁護士事務所にエミリア・マルティというオペラ歌手がやってくる。事情のあらましを聞いたマルティはプルスの遺言状の場所を教える。マルティの教えた場所に遺言状は確かにあり、相続人はフェルディナンド・グレゴルと判明する。マルティの演奏会の後もう一方の係争者ヤロスラフ・プルスが楽屋にやってきて遺言状と一緒に別の封筒を見つけたと言う。マルティはそれを買いたいと申し出るがプルスははっきりとした返事をしない。マルティはプルスを色仕掛けで誘惑し、ついに封筒を手に入れる。そこへ弁護士がやってきてと遺言状と一緒に見つかったフェルディナンドの母親E.M.の手紙とマルティのサインの筆跡が一致することを告げ、擬装ではないのかと問いつめる。マルティはついに真相を語り出す。マルティの父親はプラハに宮廷を構えた皇帝ルドルフ2世の命令で不老不死の薬を作り、娘を実験台にして薬を飲ませた。その娘が自分で、本名はエリナ・マクロプロス、1575年生まれの337歳。フェルディナンドは間違いなくヨゼフと自分の子供である。もうすぐ薬が切れるため処方箋の入った封筒が必要になりプルスから無理矢理取り上げたのだが、長生きしても意味はないと悟ったと語り、プルスから受け取った封筒を燃やすと同時に息絶える。(年齢の計算が合っていないが、設定自体が混乱しており、1585年生まれと言っている箇所もあり、327歳といっている箇所もある。ヤナーチェクは書簡の中で337歳と繰り返し述べている。)
( Wikipedia:『レオシュ・ヤナーチェク』より引用 )
永遠の命を求めてメーテルとともに999号で旅をする10代の少年・星野鉄郎でさえ
冷たい機械の身体より、やがて死にゆく生身の体がいい。よく理解してる
327歳だろうが337歳だろうが、一族も友人も全員墓場暮らしになるほど長生きするなんてムダ過ぎる
サイボーグ並みに若い身体を得ても、中身(頭の)がスカスカなら、老人用公的資金のムダ使いになる
カネを湯水の如く注ぎ込んでアンチエージング狂騒する面々、よーく聞いとけ
記事題名は
ヤナーチェクの弦楽四重奏曲題名と、この曲が使われた1987年アメリカ映画の日本語題名より
プレーボーイの外科医で女を使い捨て道具にしか考えない男とて
時代の波にゆらゆら翻弄される軽い存在に過ぎない
人間の存在一般なんてそんなものでしょ。神さんちゃうねんから