【ロッテ日本一】中日3年ぶり日本一ならず 「力でねじ伏せる強さがなかった」と落合監督
2010.11.8 01:51
頼みの救援陣が崩れては、勝機は見いだせなかった。最大4点のリードを守れず、中日が逆転負け。連夜の延長戦に持ち込む粘りを見せたが、3年ぶりの日本一の夢が本拠地名古屋で途絶えた。
「最後には勝てなかったけど、今年に関して言えば、選手をほめてやるよ。ただ、力でねじ伏せて勝ち上がっていく強さがまだなかった」
落合監督は淡々と今季を総括した。井端の長期故障、センターに予定した新外国人セサルも日本に適応できず、チーム打率はリーグ5位。その弱い攻撃力を圧倒的な投手力で補い、守り抜く野球を徹底した。
しかし、1つも負けられない土壇場で、先発吉見が4回3失点で降板。CS以降、中継ぎで役割を果たした河原が五回に3失点を喫し、同点に追いつかれたのが誤算の一つ。九回にブランコの中犠飛で追いついたが、追う展開で投手陣のコマが少なくなり、4イニング目に入ったセットアッパー浅尾が延長十二回に勝ち越し点を許した。先を読み、準備を怠らない落合野球らしからぬ事態で、力尽きた。
「課題はたくさん。それを、1個ずつつぶしていかないと、セで野球になってもこの舞台で勝てない。それを探さないとな」と落合監督は、早くも10日から秋季練習開始の方針を発表。就任8年目の来季は、3年契約の3年目。リーグ、CS、日本シリーズの『完全制覇』という、あと一歩届かなかった大願へ再挑戦する。(喜瀬雅則)
【ロッテ日本一】森田健作千葉県知事「感動と元気与えてくれた」
2010.11.8 01:19
優勝を決めベンチを飛び出すロッテナイン=ナゴヤドーム(撮影・中島信生) プロ野球日本シリーズでロッテが優勝したことを受け、本拠地のある千葉県の森田健作知事は7日「長い戦いの中で、マリーンズが見せてくれた勝利をあきらめない姿勢は、大きな感動と元気を与えてくれた」などとする祝福のコメントを出した。
千葉市の熊谷俊人市長も談話を発表。「監督、選手、ファンが一丸となって勝ち取った栄冠。日本一という最高のプレゼントをいただいた」と喜んだ。
( 出典先:MSN産経ニュース )
日本一のロッテと中日との差は!?
プロ野球解説者・大塚光二の日本シリーズ解説
2010年11月8日(月)
プロ野球の日本シリーズ第7戦、中日vs.千葉ロッテが7日、ナゴヤドームで行われ、千葉ロッテが延長12回の激闘を8対7で制し、5年ぶり4度目の日本一に輝いた。リーグ3位からの日本一は史上初。
スポーツナビでは、日本シリーズの毎試合後にプロ野球解説者・大塚光二氏による特別解説をアップ。現役時代の1998年に敢闘選手賞を受賞した通算打率3割9分7厘の“日本シリーズ男”である大塚氏は、中日と千葉ロッテの第7戦をどう見たのか?
■第1戦で吉見を攻略して波に乗ったロッテ打線
最高峰の戦いにふさわしい好ゲームでした。終わってみればロッテが強かった。想像以上に強かったです。シリーズ開幕前はどうしても「中日の投手陣がすごい」という考えがあったんですが、実際にはロッテ打線が振り負けずに、思い切りのいい打撃で攻略しました。
振り返ってみれば第1戦が大きかったと思います。あそこで中日がチェンを先発させて、力のあるストレートでロッテ打線を抑えていれば、ロッテは硬くなったはずです。しかし、第1戦で吉見(一起)を打って、「あれ? これならいけるぞ」と思ったことで、ロッテ打線が伸び伸びと戦えました。中日がシーズン中に戦ってきた阪神や巨人も強力打線ですが、阪神と巨人は振り回してくるイメージがあります。それに対してロッテは超積極的ではありますが、つないできます。この差も大きかった。ナゴヤドームで中日が序盤に6対2とリードしてから負ける試合なんて見たことがありません。それだけ、ロッテ打線が想像以上の力を発揮したと言えます。
■素晴らしい活躍を見せた岡田と内
延長12回に浅尾(拓也)から決勝打を放ったのが、育成でクラブチーム出身の岡田(幸文・全足利クラブ)というのも良かったですね。今季が始まる前には、誰も想像しない結末ですよ。去年の松本(哲也)もそうですけど、彼らが頑張ることで全国のクラブチームの選手や、独立リーグの選手に夢を与えていると思います。岡田に関しては、日本シリーズでは大松(尚逸)のケガで1試合すべてを任されたことが大きかったです。途中出場だと、どうしても三振が一番怖いので当てにいってしまうんですが、「おれしかいない」という状況なら地に足をつけた打撃ができます。もちろん、金森(栄治)打撃コーチらの指導もあったと思いますが、ボールを呼び込んで振り切る打撃ができるようになりました。
ロッテでは内(竜也)も素晴らしかったです。伊藤(義弘)、薮田(安彦)とともに、ナゴヤドームの固くて高いマウンドが合っていました。テークバックが小さくて、左足で踏ん張って投げるタイプの投手には、ナゴヤドームは合うようです。渡辺俊介はやはりマウンドが合いませんでした。第3戦の千葉マリンで投げさせて正解でしたね。内は来季が楽しみで、ストッパーにしてもいいかもと思いました。中日のデータではロッテのリリーフ陣に、あそこまで抑えられるイメージはなかったでしょう。逆に、中日投手陣があんなに打たれるデータもなかったはずです。
■プレッシャーを感じて受け身になった中日
中日は9回のベンちゃん(和田一浩の愛称)の三塁打は鳥肌が立ちました。本当にすごかった。森野将彦の途中交代は痛かったですけど、打線は頑張ったと思います。ただ、リーグ優勝しているから3位のチームには負けられないというプレッシャーがあったり、得意のナゴヤドームで初戦を落としたことで、ミスが増えました。落合(博満)監督は落ち着いていましたけど、選手が少し受け身になりましたね。
前日のシリーズ最長試合と今日の延長戦は本当に緊張感のあるいいゲームで、ドキドキさせてくれる日本シリーズでした。最終的にはほんのちょっとの差でロッテが優勝しましたが、全体的には「想像以上の力を発揮したロッテと、予定通りの力を出せなかった中日の差」が今回の日本シリーズの結果として表れたと思います。
■大塚光二/Koji Otsuka
1967年8月26日生まれ。兵庫県出身。育英高-東北福祉大-西武。180センチ、78キロ。右投げ左打ち。育英高で本格的に野球を始める。東北福祉大では主将を務め、同級生の佐々木主浩(元横浜・マリナーズ)、後輩の金本知憲(阪神)らとプレーした。89年のドラフト3位で西武に入団。抜群の勝負強さで西武の黄金時代を支えた。2001年に引退後は野球解説者として活躍。社会人野球クラブチーム「一球幸魂倶楽部」の監督も務めている。
( 出典先:スポーツナビ )
土曜日の夜11時半頃、タクシーに乗ったんですけど、ラジオ聴いて「まだ試合やっとんかい~」
で、翌日にまた試合。どちら様もお疲れ様でやんす
もう何年もちゃんと野球観ておらず、CS導入以降、より興味薄れました
MLBみたいにいくつもの地区に分かれ球団わんさかと違い、セパ合わせても12球団だけ
そんなショボイ環境だから、せっかくリーグ優勝したのに敗者復活戦させたらアホらしいでしょが
昨夜、料理屋の親父が店のTV観ながら、「地味な球団同士ですわ」
まぁその通りですが、中日はセ・リーグ覇者
何で、パ・リーグ3位のロッテが、日本一決める場所にノコノコ出てくるのか
パ・リーグの方が実力高いのは昔からで、それに文句はございませんけど
CS導入以降、サッカーの欧州CL同様、1度はTVにヤカラを
「王者の戦いなら、格の違いあっても王者同士で戦って決着つけるのが本筋やろ」
だもんで…
「マリーンズが見せてくれた勝利をあきらめない姿勢は、大きな感動と元気を与えてくれた」
千葉県知事の言葉、言いたいことは理解しますが
‘おれは男だ!’(1970年)オープニング場面
「小林くん、だから男は勝手なのよっ」(`∀´)
(1977年再放送時、ウィンクに「ゲッ…」となった小学生、吉川くんの言葉借りて仕返しだ!)