1979年11月、NHK『ドラマ人間模様』放送の“サイゴンから来た妻と娘(ベトナムから来た妻と娘)”
失われた恋人の生活を描く主題歌ですね
『美しい昔』
1970年、大阪万博にカイン・リーが出演、日本でレコードを発売する。その中の日本語の歌詞による一曲「雨に消えたあなた(美しい昔)」が、1978年の近藤紘一原作のNHKドラマ「サイゴンから来た妻と娘」の主題歌に使われた。その後、菅原やすのり (1984)、加藤登紀子 (1997)、天童よしみ (2003) によってカヴァーされている。天童よしみは2003年のNHK紅白歌合戦に出場した際この曲を歌った。またこの曲は、関西学院大学のベトナム文化科目にも取り入れられた。
( Wikipedia:『チン・コン・ソン』より引用 )
歌詞は、天童よしみの日本語版参照
ドラマの原作は、サンケイ新聞特派員であった近藤紘一氏
1970年代前半のサイゴン駐在中に得たヴェトナム人の妻と娘との生活を描くドラマでした
近藤氏は多くの著書を遺しています
~あのすさまじいドラマを目撃し、その中で小突き回され、もみくちゃにされ、おかげでそれまでの過去は一挙に稀薄となった。後遺症は一生涯続くだろう。こんごももうあの極限ドラマと比較してしか物事を見られまい。学んだものは大きいが、失ったものはおそらくそれ以上に大きい。
中年近くなってから決定的原体験を体験するというのは、しんどいものである。~
( 『サイゴン陥落の原体験』より引用:‘小説新潮’1985年2月号掲載 )
30歳前に、大学同級生の妻と死別
彼女はいわゆる帰国子女であり、それ故のコンプレックスを抱えていました
夫のフランス留学に従った結果、心身の不調から病に仆れたのでした
近藤氏はその目撃者でもあるわけであり、ヴェトナム人の妻ともども弔いを続けていたといいますから
過去の全てが希薄になったのではないでしょうけど
まだ青年期といえる、しかしながら若さだけではもはや通せない34歳の春に、激動のサイゴン陥落を目撃
人生観の変わる原体験は、さらなる重荷というか十字架を背負うに等しいといえます
1986年初頭、45歳で早世
行く末を案じていた娘が一人前になる直前での死でした
最期の瞬間まで、戦火と混迷のインドシナが目の前に繰り広げられていたのでしょうか?
ある一日を境に、人生観の変わる原体験、どれくらいの人が持っているのやら
内容は千差万別ながら、明でなく暗の要素が強烈な場合
「心が折れた~」、リセットすればいい、前を向いて歩こうぜい的楽天発想など
まだまだ何事につけ余裕ある甘ったれだと思いますね
わたしの場合は、2007年6月14日金曜日
現在、44歳。拙ブログを4つも書いていますが
後世への遺言になりますかいねぇ~

