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mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】
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「青いサムライに夢を切り裂かれた」 日本は“忍者部隊”とデンマーク民放局


突然変異的な好成績でないといいですね


『勝てば官軍、負ければ賊軍』
どこの国にも多かれ少なかれ見られる発想ですが、日本は顕著にというか伝統的に持っています
世界でも有数の恵まれた代表環境を活かし切れないでいた数年間、記憶のゴミ箱の彼方へ
迷監督から一転して名監督へと持ち上げる、手の平返しの節操の無さ
「強いデンマークに勝てるなら優勝も出来そう♪」という短絡発想
いいんですかね、それで?


南アフリカでの好成績がどこまで進むにせよ、地に足をつけて判断しなければなりません
4年後に2010年以上か少なくとも2010年と同程度の成績を上げられるのか
決勝T進出国の常連になってこそ、世界と拮抗を口にする権利を与えられるのだ
それだけの向上を果たせる見込みがあるか否か


代表自身はもちろん、協会やファン、マスメディアに、わずかでも『カミカゼ』思考が見られる限り
「がんばれニッポン!」と笛太鼓を曖昧に鳴らし、闘士の意識を鈍らせる限り
ただ単に世界を一時的に驚かせただけのアダ花になっちゃいますよ


波乱の続く南アフリカ大会も冷静に見ると
史上初の開催国グループリーグ敗退、予定通り
南アフリカの実力上がって健闘はしても、それ以上でもそれ以下でもない
史上初の前回優勝国&準優勝国同時グループリーグ敗退、自業自得
イタリアもフランスも世代交代その他の懸案をなおざりにしたツケが回った
中小国が強豪国に追いついてきたのでなく、強豪国の弱体化が波乱を招いた要因でしょう
真の進歩に基づかない、退化という名の棚ボタのおかげ様
この世は弱肉強食の構図自体には書き換えは見られません


地元大陸以外優勝出来ないジンクス持つ欧州勢が苦戦続きの中、南米勢が健闘以上の成績を
ブラジル、アルゼンチン以外の地味な国も恒常的に2強に揉まれているだけあって底力を見せる
半世紀や一世紀と長い年月をかけての賜物
これらを打ち崩すだけの実力を示せるのか、パラグアイとウルグアイに当たる日本と韓国は?
大いに興味ありますね