上野にパリオペが来てきます。

観に行っちゃいました〜〜おすましスワン

今は帰宅のための飛行機待ち。


私はヌレエフにすごいこだわりがあるので

悩みに悩みまくったあげく、「マノン」をあきらめ「白鳥の湖」を選びました。


マノンでミリアムを観たかった。。。と口惜しく思うのですが

そもそもキャスト見てチケット買うなんて自由がない私。

平日とかまず無理なんですよねー。


で、休日一択なことから11日を観てきました。

オデットオディールはアマンディーヌ・アルビッソンからパク・セウンにキャスト変更。


パリオペは本当に…素晴らしかった!!!




王子の物憂げな暗さと寂しさ、

そして圧を感じる王妃の冷たさ、

ちょっとマシューボーンのスワンレイクにイメージ重なる部分がある。

(もちろんパリオペが先ですよ)


ヌレエフびいきの私なので

一時期、ヌレエフのウィーン版とパリオペ版の白鳥の湖ばっかり観てたら(DVDね)

久しぶりにプティパのを観た時に

母親王妃が王子に優しくてびっくりした恐竜くん


パリオペ王子のあの陰鬱とした感じは

母親の冷たさと関係あると思うな。


3幕でオディールに騙されていたことがわかって、王子が王妃にショックを訴えても

王妃は驚くだけで、いたわったり抱きかかえたりしないもんね。


初めてこのパリオペの白鳥の湖のDVDを観た時の感想を昔の日記に書き留めているんだけど

今見返したら、やっぱりあの冷たい王妃が印象的だったようで


白鳥は王子の理想で幻影だったのかな、とも思わせる作品。
王子の母親がかなり強そうな、高圧的な凛々しい女王でいらっしゃって
弱々しさのある優しげな性質の王子は、その抑圧から逃れたくて
母親とは正反対の、清楚でか弱い、美しい女性を求めて
その幻影に恋をした。


でも、心の底では、母親のような強さを持つオディール(黒鳥)に支配されたい欲があり、その本音から逃れられなかった。

結局、マザコン?な…(笑)



などという失礼な感想を残してたんだけど

マザコン部分はともかく

今読んでも、うん、そうかなーと思う。

今だったら締めの言葉はマザコンじゃなくて

(多少はあると思うけどね、マザコンも)

それが悲劇を呼んだ、と締めるかな。


となるとロットバルトは…

自分の影の部分が増幅されたもの。とかね。



作品のことばっかり書いちゃいましたが

主役に触れると

まずはパクさんが登場した時に


ちっ……さ?!


って思っちゃいました汗うさぎ

すみません、なんせ、前日夜にジョゼとアニエスの映像を見ていたので!

アニエスのサイズが目に残っていたので汗うさぎ


オデットよりオディールの方が好みだったかな。

邪悪さが感じられるオディールでとてもよかった。



王子のジェレミーは美しくも見えたけど

ちょこちょこ残念なところも見えて。

難しいかもしれないけど、ここ、きっちり決めて欲しかったなと思う回数がちょっと多めでおばけくん

(一回や二回なら別にいいんだけど)



アマンディーヌから変更になったこともやっぱりあまりよくなかったのかな?

まだ関係が構築されてなかったのかも。

いまいち、心の盛り上がりに欠けてしまった。(私の、ね)


まあ、数年後に観たときに

うわ、もう全然違うじゃん驚きって感動してるかもしれないし。


ああ、そしてロットバルトとてもよかった。

3幕でソロ踊るところ、とても見応えあった。


そしてコールド素晴らしかった…

4幕の白鳥たちのコールド。

見ながら、ヌレエフの…その、舞台に立つ者への容赦なさを感じていた。

感じながら感動してた。美しかった。


みんなに出番作るんですよね。

そう思いません?

初めてヌレエフのロミジュリ観た時もそう思った。


みんなに!踊って!!欲しい!!!んだなぁ!!


って熱い気持ちを感じた。



充電しなきゃスマホがピンチ。

ここでやめときます。

キャストは後で書き足す。



以下、キャスト。


オデット/オディール パク・セウン

ジークフリート ジェレミー=ルー・ケール

家庭教師/ロットバルト ジャック・ガストフ

王妃 クレール・ガンドルフィ

パ・ド・トロワ カン・ホヒョン、ムセーニュ・クララ、マチュー・コンタ


小さな白鳥 アリス・カトネ、オルタンス・ミレ=モーラン、オーバーヌ・フィルベール、ジェニファー・ヴィゾキ

大きい白鳥 カミーユ・ボン、カン・ホヒョン、ムセーニュ・クララ、ビアンカ・スクダモア


花嫁候補 ディアーヌ=アデラック、イロナ・カブレ、アリシア・ヒディンガ、山本小春、ディアーヌ・アデラック、リサ・プティ、リュシアナ・サジオロ


指揮 ヴェロ・ペーン

演奏 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


芸術監督 ジョゼ・マルティネス

メートル・ド・バレエ サブリナ・マレム、マチュー・ヴィヴァン

バレエ・マスター/バレエ・ミストレス シャルロット・シャプリエ、リオネル・ドラノエ、アニエス・ルテステュ


振付 ルドルフ・ヌレエフ