ジュリーのことを徹底的に調べ上げて、データを整理してまとめあげたって感じの本。

作者の感想などはあまりない。(そりゃ多少はある)

ただひたすらに当時の出来事を、事実として羅列したい…そんな本なのかな。


私はもちろん、タイガースがどうのってあたりは知らないUMAくん

ただ、歌謡曲に親しんで、小学校の行き帰りに友達とヒット曲をきゃっきゃと歌ったり

レコード大賞の行方が友達同士だけでなく、家族の食卓の話題にあがるような時代に育ったので

本の中の色んな出来事はなんとなく懐かしい。


ジュリー好きだったし赤薔薇


ジュリーはナベプロだったそうで、プロダクションってところがどんな風に、どんな手腕で大きくなっていったのか…ってことも知れておもしろい。


純粋に良質なエンターテイメントをみんなに送りたい!ドキドキワクワクを届けたい!!って気持ちもあったと思われるけど

金儲けが上手だったね。


責めてませんよ。



プロダクションの力ってすごい。(イコール恐ろしい)

本の中でチラッと引用されていたけど

確かに、SMAPなんてメンバー全員が大人気芸能人だったというのに

プロダクションの意向に沿わなかったってだけで

キムタク以外は干されたようなものだったもんねぇ。当時ね。

全員がそれぞれ国民的アイドルだったと思うよ。

それでも…だもんね。



本はまだ読んでる途中。


一緒にやるようになって、ショーケンが感じた自分とジュリーとの違い、っていうのが

響いたわー。


早く、役者してるところも出てきて欲しいな。

「悪魔のようなあいつ」、数年前にCSで見たけど

ジュリーの魅力大爆発でしたダッシュダッシュ


「太陽を盗んだ男」も大人になってから見たけど

心に刺さるいい映画だった。


「悪魔のようなあいつ」の主題歌の「時の過ぎゆくままに」、

あの歌の、歌詞がとても好き。ジュリーの声もとてもいい。



時の過ぎゆくままに

この身をまかせ

男と女が漂いながら

おちて行くのも幸せだよと…




の、この、

堕ちて行くのも幸せ、っていう

詩の展開がものすごーーーーーーく好き。





RCの「ヒッピーに捧ぐ」で


電車は動き出した、豚どもを乗せて、僕をのせて……


と来た後に



次の駅で 僕は降りてしまった



って言葉がくるところが

たまらなく好きなんですけど

それに近い感じかな。


いや、違うな。笑



阿久悠さんの詩もとてもいいよねぇ。


歌詞、って

詩とはまた違う良さがあるよね。


私は清志郎の書く歌詞がものすごく好き過ぎて

その昔、清志郎の歌詞が本として出版されたことがあって

嬉しくて嬉しくてものすごく楽しみに買って読んだんだけど


「詩集」として読むのはなんか違うんだと…買って読んでわかった。笑


歌詞には

音楽や歌声がのることで

また魂が吹き込まれるんだろうか。

どうなんだろうか。


こんなにこの歌詞が好きなのに

詩集として読み込めないのは何故なんだろう。


と、悩んだ高校時代。


読みながらダラダラ書いてたので…

ジュリーとは全然関係ない話で終わる。笑