妻のピアノの生徒さんが冬休みを前にこう嘆いていたそうです。
「伝記を読んで感想文を書くっていうのが冬休みの宿題なんだって。そんなのできない。今までやったことないのに。書き方全然わかんない」
この生徒さんは小学校5年生。
今まで読書感想文の宿題なんてなかったので、どうしようとなっているわけです。
妻はお母さんならよいアドバイスをくれるのではないかと思い
「お母さんにこのこと話してみた?」
と聞くと
「言ってない。だって字をもっと綺麗に書けとかそういうことしか言わない」
という返事が返ってきたそうです。
教育熱心な親御さんであることは僕も知っています。勉強もよくやっています。
そのお嬢さんが今からここまで悩むということは、他にも困っている生徒は沢山いることでしょう。
他の同じ学年の母娘にこの宿題のことを話すと
「それは大変。親がやらなきゃならない」
という返事が返ってきたとのこと。
まだ親が時間に余裕があり、文章を書く能力があればそれも可能でしょうが、そうもいかない家庭は沢山あると思います。
僕としては文章は普段から書いていないと急に書けるものではないので、具体的に「どのように書いたらいいか」まで指導した方がよいのではと思います。
そもそも「伝記」を知らない子もいますからまずは本選びから始めなければなりません。
今まで文章を書かせないツケが回ってきたのだから、突然生徒さんに丸投げはキツいかな…と。
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