子供はスポンジのように知識を吸収しますよね。

 

脳の発達と同時に理解力と共に記憶力も抜群にいい。

 

でも大人になってから新しいことを吸収するのはとても大変で子供のようにはいきません。

忘れるのも早いし。

 

じゃあ特別子供の脳だけが優れているから、大人になってからは手遅れなのだと簡単にいい切る前に、子供の頃はどれだけ反復して物事を覚えたのかと思い出してみました。

 

僕がアホみたいに繰り返したのは

「エルマーのぼうけん」を読んでもらうこと。

 

 

 

 

 

幼稚園前のまだ字が読めなかった頃、蓄膿症の治療で週に2回ほど病院通っていたのですが、その病院の待合室にあったこの本に夢中になったのでした。

 

嫌な蓄膿症の治療の為の病院の待合室でこの本を読んでもらうのが楽しみで楽しみで、なんとこれが2年以上続いたわけです。

 

母親も忍耐力いりますね。

ざっと計算しただけでも100回以上になります。

 

これだけ繰り返せば内容も隅から隅まで覚えますし、もちろん巻末の「みかん島とどうぶつ島」の世界も全て把握しています。

 

 

小さい頃の僕の頭の中にはこの世界が出来上がっていました。

 

一方妻の方は「あいうえおカルタ」に夢中で、1日に20回くらい繰り返しやっていたそうです。

 

妻の母親は流石に毎日20回は無理だと言うことで、家族で手分けして母親が10回、あとは他の誰かが読むというのを繰り返していたそう。

 

全ての文字を覚え、カルタの文章も全て暗記してようやくカルタは終了したとのこと。

 

おそらくこちらも何百回という単位でしょう。

 

ただ、子供の「もう1回」を何百回も繰り返してくれるのは親じゃないと難しいかもしれませんね。

 

自分の記憶力の衰えを嘆く前に、子供の頃の反復を改めて顧(かえり)みたのでした。

 

 

 

 

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