皆さん街で他人に道を聞かれた経験はあると思いますが、これが山の中で起こるとちょっと困った問題になります。

 

実際に僕が経験した事を2つほど紹介します。


 

困ったケース①

 リゾートスキー場の隣の山で1番険しい沢沿いのコースでの出来事。

 

 ここはトレーニングには最適でお気に入りのコース。

朝5時に起きれば昼前には帰って来れます。(約5時間コース)

 

 この日は昼からひと登りするか、と登山をするにはかなり遅い時間に登り始めました。

 

 1時間ほど登ったところで追いついたのが外国人(おそらくオーストラリアの方)の家族連れ4人のグループです。

 

 このグループに追いついた時、僕は「まずいな」と思いました。

 

 まず服装が普段街で着るような物。それから足元。

 

30代だと思われるお父さんの足元はトレッキングシューズ、ナップザックを肩に下げていました。

 

 

さらに小学4年生ぐらいの男の子は短パンにビーチサンダル、その下の小学低学年と思われる女の子も同じスタイル、お母さんに至ってはスカートにスニーカーです。

 

 僕が追いつくとお父さんが陽気に話かけてきます。

 

 「山頂まであとどれくらいですか?」



 ちょっと会話してみると午前10時からスキー場の看板を見て登って来たとのこと。

お父さんが言うには、

「この時点で3時間以上経過しているのでそろそろ頂上が見えても良いはずだ」

 

しかし現実には全行程の4分の1しか来ていません。


 

このことを僕の地形図、時計に付いている高度計を見せながら説明し、僕の拙(つたな)い英語で「一刻も早く降り始めたほうがいい」事を伝えました。

 

初めは陽気だったお父さんの顔がみるみる険しくなり、僕の説明が終わるやいなや下山を始めました。

 

後の3人は慌てた様子で追いかけて行きました。

 

 

困ったケース②

この日は休日、「メジャーな山域で頂上を3つほど踏んで来よう」と朝早く出かけました。

 

順調に2つの山に登り、残りの山は後一つ。

 

3つ目の山への道を確認しながら、休憩していると走って近づいてくる人がいます。

 

「元気な人がいるな」くらいにしか思っていませんでしたがその女性は目の前に来るなり、「すいません、〇〇岳って過ぎましたか?」と聞いてきます。

 

どうやら軽くパニックを起こしている様子だったので、何処から登って何処に下山する予定なのかを聞きました。

 

結果わかった事は、

・下山するための分岐(登山道の別れ道)を見逃してしまった事。 

・見覚えのない所に出てしまった事。

 です。

 

幸いその方の下山方向と僕の目指す方向が一緒だったため途中までご一緒する事にしたのですが、歩いて行くうちに僕の方が心配になってしまい3つ目の山を諦めて一緒に下山しました。

 

 

登山を安全に楽しむために事前の準備と地図の重要性を再確認させられた出来事でした。

 

山に登られる方々、是非とも地図はお忘れなく!

 

 

 

 

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