8月20日 太陽系最大級の二つの惑星、木星と土星が見頃を迎えます。

 

衝(しょう)の頃木星は約マイナス3等、土星は約0等で、天の川の左(東)で大きな存在感を放っています。

 

 

「衝(しょう)」とは、太陽系の天体が、地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。



 

衝の頃の惑星は、地球と惑星との距離が近く、見かけの直径(視直径)が大きくなっている上、陰になる面積も少ないため、明るく見えます。


 

太陽が沈む頃に東の空から昇って、太陽が昇る頃に西の空に沈むので、一晩中見ることができ、観察の好機となるのです。

 

 

僕が小学校低学年の頃、アパートの3階に住んでいました。


 

隣には小学校の先生とそのご家族がいました。

そのお隣さんと僕の家族はとても仲が良く、子供たちはお互いの家を行き来し、毎年夏休み中には一緒にキャンプに行く事が恒例の行事になっていた程でした。


 

その御家庭には当時としてはかなり高価で本格的な天体望遠鏡があり、僕は良く寝る前にとなりに押しかけて(迷惑ですね)月の様子を観察していました。

 

 

忘れもしない小3の夏休みも終わる頃、ちょうど今頃

 

「今年はちょうど今が土星のショウだから、晩ご飯食べ終わったら家においで」

 

と電話がありました。

 

 

僕は「土星のショウ?何じゃそりゃ?」と頭の中がハテナだらけの状態で隣家にゆきました。


そこでは望遠鏡を窓の外の東の夜空に突き出し、それにしがみ付くようにして覗き込んでる友達T(その家の長男で僕の一個下)の姿とそれを見守っているお父さんの姿がありました。


 

僕が来たのを見ると隣のお父さん(先生)は

「お、来たね。ここに立ってコッチのほうを見てごらん、すごく明るく見える星があるから」

とぼくを側に立たせて窓の外の夜空を指差します。

 

いわれるままにその方角に目をやると確かに天の川の左側に明らかに他の星とは輝きのレベルが違う星が肉眼でもわかります。

 

僕:    「えー何あの星!あんなに明るい星初めて見た!」

 

先生:「あれは土星だよ、今年は今が土星の衝(しょう)と言って1番観測しやすいんだ。ほらT、Kazu君に変わりなさい。」

 

とぼくに望遠鏡を見るよう促(うなが)しました。

そこには今まで図鑑の絵でしか見た事のない土星がクッキリと、土星の輪もハッキリ見えています。



 

僕の頭の中は「図鑑はヤッパリ正しいんだな」とか、「あの輪っかは一体何で出来てるんだろう」「表面にみえる模様は何なんだろう」

と、沢山のハテナと興奮でぐるぐるしていました。

 

そこから、ぼくの好奇心フォルダには「飛行機」の他に「宇宙」というものが加わりました。

 

 

今月20日は木星の衝でマイナス3等級という一目でその存在がわかるほどの明るさとなります。


僕は子供の頃を思い出しながら木星と土星を見ようと思っています。

 

 

 

 

 

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