「いつやるの?今でしょ。」
のフレーズで一躍有名になった林先生。
東進ハイスクールのカリスマ現代文講師でテレビでも活躍されています。
この本は読書好き、またはこれから読書に挑戦してみたい中高生におすすめです。
また、今現在読書好きで周りに同じようなレベルの読書家がいない、ぼっちな読書家さんにも良い刺激を与えてくれるでしょう。
この本のおすすめポイントは、短編小説の名作が厳選されていて、その上作品ごとに「解釈(林はこう読む)」という林先生の解釈がつけられ自分の解釈との比較をすることが出来たり、新たな視点で物語を読める点です。
林先生のような知識量が多い方の考え方、感想を知れるのは貴重です。
僕の高校時代には読書仲間がいなかったので、この本があったら良かったのになぁと思います。
高校時代にこの本があったら、読書体験はもっと深くなっていたでしょう。
あともう1つのおすすめポイントは
有名な作家・作品でも読む機会(時間)が無かったものと出会えることです。
読みたいものを選ぶ時って、自分の好きな作家や、自分のメンタル状態に影響されて選ぶのでどうしても偏りがちになりますが、人が選んだものを読むのは新しい風が入ってくるような新鮮な空気を感じます。
この本で扱われている作品は
『注文の多い料理店』(宮沢賢治)
『夢十夜』『変な音』(夏目漱石)
『蜜柑』『猿蟹合戦』(芥川龍之介)
『山月記』『悟浄歎異』(中島敦)
『桜の木の下には』(梶井基次郎)
『小僧の神様』(志賀直哉)
『機械』(横光利一)
『走れメロス』(太宰治)
字数の関係で1部省いているものもありますが、大体こんな感じ。
ちなみに妻はこの本が相当お気に入りで、お気に入りポイントは林先生の見解と、難しい言葉の注釈がついていることのようです。
特に中島敦の作品は、注釈がないと辛いものがありますからね。
かなりおすすめの本です。