結局、ここまで記事にしてしまったな。

ただ、今回の件で個人的に一番重大な事案と
感じましたので。

高血圧の人間に血圧の薬禁止するようなもんです。
意味わからない。
ホルモン薬は、体調だけでなく、外見にも
はっきり影響するし、私にはホルモン禁止なんて
死刑宣告に等しいなと感じる。

拘置所側の無知は背景としてあるでしょう。
もしかしたら、自殺予防として、薬品類の
差し入れは禁止かもしれない。
そして、おそらく菊池容疑者の無気力。
”なにいってるんだ、そんなのダメだよ”
そういわれてその時点で萎え、戦う気力を
なくしてしまったか。

そして、とにかく今回の弁護士が使えない。
だって、事件発生から半年だ。その間、ホルモン
禁止を放置した??
GID関係の医者の意見書をとる、GID団体の
意見書をとるなりして、しかるべき訴えをする。
それで聞かないなら、人権侵害として
即刻提訴。

それが普通の弁護士の仕事だろう。

しかし、今回の弁護士、なぜか法廷で
ホルモン禁止の件を訴える。それはここでは
関係ないだろう?!もっと早く
しかるべき措置をとれ。
あたしだったら弁護士変えるわ。

例のプロダクションの社長とか、阿部レポーター
とか一様にいっていたのが、事件当初とか、
若いときの写真とあまりに違う、まるで別人だ。
と。そりゃ、ホルモン半年やめればそうなる。

私は手術前後、約2か月間ホルモン止めたら、
それで胸がほぼなくなった。顔はそこまで
変わらなかったが、まあ、風船がしぼむよう
な感じでした。

年を取れば、男性と女性の区別がつかなくなる。
この現象は、女性の方で女性ホルモンの分泌が
なくなるせいです。

つまり、女性らしさの形成の大部分を担うのが
女性ホルモンなわけで、純女さんだってホルモン
なくなればオッサン化してくわけです。

まあ、さすがに髭の剃り跡はデマだろうと思う。
堅気のMtFだって髭の脱毛は絶対するし、まして
やお水だ。脱毛してないわけがない。

まあ、私もホルモンやめたら男に戻って
しまうんだろうな~なんて漠然と思っていたけど、
今回の件はそれを証明してしまった。

おいおい、この件に関してはフォローしたい。
まずは関係省庁にメールにて質問&意見か?

私は、自分のことも警察の能力も
全く信用してない。

私がいつ犯罪を犯すかもしれないし、冤罪で
逮捕されるかもしれない。
そのとき、ホルモンできないなんて
冗談じゃないぞ。






余談。今回の弁護士、本当に使えないわ。
情状酌量狙っときながら、GIDという背景と
今回の件がまったくつながってない。

最低限、そこの線はつなげないと。

正直、今回の事件、DV、男性側の浮気が
重なる、最後は元男性であることを執拗に
指摘され、殺すしかない、ってなことを
想像していた。

でもそんな感じでなく、ただ理不尽に殺人を
犯したようだ。多分、弁護士自身が全く
今回の事件の動機を理解できなかったん
だろう。

弁護士としての正しい仕事は、きっと
先述したようなストーリーをねつ造して、
被告にもそのストーリーを信じ込ませ、
上手く証言させるってことだろう。

それができなかったのは、弁護士が無能
なのか、それとも菊池被告が精神的に
壊れていて、弁護士とさえも全く会話
にならなかったのか。


やっぱり私は、菊池容疑者に自分を
どっぷりと投影しているな。

そのせいか、この公判のニュースのあった
日、結構スイッチ入って鬱に突っ込んで
しまった。会議あったけど、人とまともに
会話できなかったね。
菊池容疑者の話NEXT。

まあ、この件、もう記事にする気なかったけど、
他の方の記事を見て、その記事にコメントつけようか
とも思ったけど、あまりに長くなってしまうから、
自分で記事にします。

一応、前振り。
某菊池容疑者は戸籍変更後に殺人を犯し、弁護側は
GIDであることを理由に情状酌量を引き出す戦術に出たと。

私は、弁護側の戦術に誤りはないと思う。
だって、仕事だからね。事実関係があまりに明白かつ
本人が認めてしまったら、弁護士の仕事がない。

真面目な人間なら、なにがしか被告のために動かないと、
仕事したことにならないと感じるでしょう。

あとは情状酌量とりに行くしかない。

彼女のキャラクターのなかに、情状酌量取れそうなもの
探しにいけば、GIDであることは目立ちすぎるほど目立つ。

弁護士側の戦術は妥当だし、多分誰がやってもそういう
結論になるだろう。

いったん、今回の件を離れて、GIDであることは
犯罪の誘因になるのか?についてコメント。

まあ、当事者から総スカン食らうかもしれないけど、
個人的には犯罪の誘因になる可能性は立派にあると思う。

まず、生い立ち。
幼いころから、女性的であることで疎外され、いじめられる。
両親すら、味方になってはくれない。

学校側も理解せず、学ランを着ること強制。結局高校中退。

そこで故郷を捨てることを決意。東京に行って一応お水
などして一旦生活には困らないけど、友達はあまりできない。
お店のコともうまくなじめない。

お店をやめて、カタギの仕事を始めてみるけど、
やっぱり職場になじめず、うまくいかなくてやめてしまう。

気づけば仕事もなくし、恋人の男性に経済的に依存する
状態。その恋人も、最近冷たい。話しかけてもくれない。
早く出てってくれないかなオーラを強烈に感じる。

MtFとしては、あまりに典型的な生い立ちと半生ではないかな。
私は自覚が遅く、34歳まで自分のこと男性だと思ってたから
実に平和で平凡なる半生ではあった。

しかし、ほんのわずかな環境の違いにすぎない。
保育園のころ、ちょっとしたきっかけで自分が女性だという
ことに気づいてしまっていたら、私も多分そういう人生を
送っていたろうな。

だから、菊池容疑者の事件を知るにつけ、強烈に彼女の
人生に自分を投影してしまった。ああ、この人は
もう一人の自分だな、と。

はっきりいって、こんな風にいうと反感を感じる人も
多いけど、正直言ってGIDの人生なんてロクなもんじゃ
ありません。普通の人生の方がよっぽどいい。

ええ、普通に生まれられるものなら生まれたかった。

子供のころからいじめられ、疎外され、まともな仕事にも
つきにくい。埋没するには一度すべてを捨てる必要がある。

砂をかむような孤独感、恋人できたり、結婚も出来るけど、
最後の最後は子供だってできないし、所詮は元男性という
コンプレックスと生涯戦い続けることになる。

家が貧乏だから、外国人だから、病気だから、、、、、
不幸な理由は星の数ほどある。だからといって犯罪を
犯す理由にはならない。ええ、その通り、私だって
人殺したりなんてしません。

でも、不幸は間違いなく犯罪の土壌になりえます。
愛されてなに不自由なく育った人間より、精神的な
ストレス耐性は確実に弱いし、常に敵に囲まれている
ような妄想を感じるでしょう。

そして、GIDの場合、ホルモン治療の影響がある。
正直、あれはやばいと思う。ホルモン切れるとイライラする
し、感情の振れ幅が非常に大きくなる。悲観的になりやすく
なり、物事を前に進めるためのエネルギーが常に足りないと
感じる。

まあ、精神的におかしくなるけど無気力になるから、
結局ホルモン治療群の犯罪率は下がる方向に行く
と思う。ただ自殺率は跳ね上がるね。
これは総体としての話で、個別には精神的に不安定になる
要素が強く出て、犯罪につながるケースはきっとある。


長くなったのでそろそろ結論。
別にGIDが犯罪者予備軍だなんていうつもりはないけれど、
GIDのなかに、犯罪の萌芽になりかねない要素は腐るほどある。

政治的に正しくない主張だし、声高に訴えるつもりも
ありません。
でも、GIDが差別されている現状、ホルモン治療の危険性も
事実です。ケースによっては、十分酌量の余地がある
場合もあるのではないかな。


まあ、今回の件はちょっと特異すぎる。
”殺しちゃいました”ってノリだから、結局殺害にいたる
動機がさっぱり見えてこなかった。

この人、給与未払いのお店の更衣室に火をつけたことも
あるらしく、最後の最後のブレーキが完全に壊れてる
ように見える。GIDとかよりも、そっちが犯罪の誘因と
しては大きいだろう。
この事件については、いろいろ思うところはあるのですが、
とりあえず今思いついたことにつき。

今回の件、被告が戸籍変更済みの元男性であることは、
もう事件当時から話題となっていました。

彼女のように、18くらいから故郷を捨て、福岡から東京まで
出ているのに。もちろん、彼女自体はステルスとして
暮らし、周囲の住民などは女性だと思っていたし、
若いころから交流のあったプロダクションの社長も
ある週刊誌の取材に、男性な訳はない、と断言してました。

でも、男性であることは、もはや公然の事実として
ネット上では扱われていた。

なんでばれたんだろうな~??

元男性であるという情報の出所は、
①捜査関係者のリーク
②銀座界隈の噂
といったところ。

特に②については、お店で女性と並ぶと、顔の大きさ、
手足の長さ、手の大きさなどが一目瞭然であったと。

当事者としては心がえぐられるような指摘でこれは
リアルと感じました。

私はお水の世界にいないので推測に過ぎませんが、
多分お水の世界にはMtFはそれなりに多く、一つの派閥くらい
なイメージになってるだろう。

そうなると、この界隈ではかなりMtFを見慣れるわけで、
やっぱ見慣れてしまえば、元男性であることを隠せるもんで
ないな。多分、お水の世界では、あの子は元○○~
ってな感じでほぼ正確に元の性別についての情報が
共有されてしまうんじゃないかな。。

だから、私はMtFステルスという存在を今回のようにあまり
公にしてほしくないし、マスコミにはできるだけ報道して
ほしくない。

当事者の存在が身近になってしまえば、95-99%のMtFは
埋没なんて無理です。

これに関しては、今回の件で非常に面白い現象が
あったので特記しておきたい。

プロダクションの社長の過去コメント;
”男性なわけはない。あれが男性であったら、ほとんど
の女性は自信をなくしてしまう”
彼は、ヘアヌードの撮影までしていてこのコメントだ。

これに対し阿部リポーターのコメント;
”体形は、はっきり男性”

同じ人間に対してこの差異は一体。。

ちなみに、私の彼女の体形に関するコメントですが、
実にちょうど良い細さで、モデル体形ほどでなく、
女性的な印象の細さに感じる。素直にうらやましい。

それでも、全体としてごつい。肩とか骨の太さとか
男性的な印象は拭えないか。結局、男性として
細いというか。女性ではない。

肩を露出してしまうと、当事者ならまずわかると思う。

そして、角度の悪魔。ほとんどのアングルで女性にしか
見えないが、特定の角度では男性であることが丸分かり。
残念なことですが、この悪魔から逃れられる当事者は
いないです。

私も事件当時、結局男性だったの?どうなの?と
ネット上の写真を漁り、これは男性だろと結論を
下したものです。

顔きれいだしプロポーションもいいけど、一目
男性。あんま嫉妬の感情はわきませんでした。

脱線しすぎた。結局何が言いたいのかというと、
人間の認識なんてその程度なんでないかと。
これは男性という先入観があると、阿部レポーターの
ようなコメントが出てくる。そういう先入観がなければ、
プロダクション社長のような感想になるのでは?

ステルスであるために必要なこと;
とにかくボロを出してはいけない。振る舞い、声とか。
一度男性と疑われてしまえば、もう隠すの無理です。

そして、当事者の存在が身近になると、当事者で
あると判断するチェックポイントが世間に周知されて
いくということです。

恐ろしすぎる。