【トータルな身体のケアを意識していますか?】
~ 鍼灸を受けて感じたこと ~
先日、人生で初めて鍼灸を受けました。
その時の様子は、
ブログにかかせていただきましたが、
それから感じたことや考えたことなど、
もう少し詳しく書かせていただきます。
前回のエッセイはこちら。
今回、
京都、西院駅そばの Anela yumi 鍼灸院さんで、
鍼灸をしていただきました。
忙しい日々を送っていると、
ついつい無理をしてしまい、
身体のメンテナンスを
おろそかにしてしまいがちですよね。
身体が全体的に凝っていましたので、
ちょうどいいタイミングでした。
鍼灸師の yumiさんが丁寧に説明をしてくださりながら、
施術をしてださいます。
この日、私は、
「波動鍼灸」
というメニューでお願いしました。
これは鍼灸を基本にしながらも、
他の手法(AK法、ユキ法、易、氣など)
も取り入れながら、
yumiさんがトータル的な視点で
施術してくださるメニューだそうです。
鍼灸初めての私はまったく分からないので、
すべて yumiさんにお任せです。
< いよいよ施術のスタート >
ベッドの上にあおむけに横になって
施術のスタートです。
それで、
私が針が苦手ですと伝えると、
yumiさんは気を使ってくださり、
細いほうの針を使ってくださいました。
そんなこともあり、
針を刺したのが分からないくらいで、
自然体で受けることができました。
針とともに、
お灸も身体にのせていきます。
お灸も初めての経験でしたが、
全然熱くなく、
温かくて心地よかったです。
しかも、
お灸のいい香りが、ほのかにしました。
そういえば、
昔、ストーン・ヒーリングを受けた時の
ホワイトセージの香りを思い出しました。
< 鍼灸を受けている様子 >
最近、
疲れがたまっていた私。
思えば、
日々の生活では、
パソコンやスマホを見る機会が多くなりますので、
目や肩に疲れがたまっていたり、
大学の授業では90分ずっと立っているので、
腰に負担があったりします。
また、、
私は昔から、
ふくらはぎがつりやすいので、
そのことも yumiさんにお伝えしました。
施術の途中で、
適度に身体をほぐしてくださり、
トータル的にケアをしてくださいました。
1時間、みっちり鍼灸をしていただき、
心地よさに包まれました。
< 施術後に撮った写真 >
それまで、
鍼灸について、
よく知らなかったのですが、
夕方、
四条烏丸のマンションに帰ってから、
鍼灸について調べてみました。
すると、
約2000年前には、
中国ではすでに鍼灸が広まっていたと知りました。
日本には飛鳥時代のあたりに、
仏教とともに鍼灸が伝わったそうです。
江戸時代には庶民にも広く普及し、
鍼灸は漢方薬とともに医学の主流でした。
ところが、、
江戸時代末期に西洋医学が日本に入ってきて、
明治時代になると、
政府が西洋医学を中心に
推進するようになりました。
しかし、、
鍼灸、漢方の支持は根強く、
現代ではアメリカやヨーロッパでも注目されているそうです。
それで、、
西洋医学と東洋医学の違いですが、、
西洋医学は病気の原因をつきつめ、
取り除くという方法をとります。
一方、、
東洋医学は身体全体のバランスをみて、
自然治癒で治療するという考え方です。
つまり、
西洋医学は病気になってから治療が始まりますが、
東洋医学には予防的な側面もあるということです。
東洋医学は、体全体の気の流れというような
トータル的な視点でアプローチしますが、
このような考え方を、
ホリズム(全体論)
といいます。
個別に部分だけを見るのではなく、
全体的な視点で物事を眺めるという視点です。
実は、、
私がお伝えしているアドラー心理学も、
ホリズムの立場を採用しています。
心と身体
感情と理性
など、
それぞれは全体的な流れの中で、
補いあって機能している
という立場を
アドラー心理学はとっているのです。
鍼灸について調べていて、
そんなことを感じました。
< yumiさんと私 >
そういえば、
yumiさんのサロン名は、
「Anela yumi 鍼灸院」
ですが、
Anela は、
ハワイ語で『天使』の意味だそうです。
ホームページには、
次のように書かれています。
~ ~ ~ ~
サロン名を考えるにあたって、
チャネリングで高次の存在と繋がり、
私にとってベストなサロン名は
何かメセージを受け取りました。
Anelaというメッセージが降りてきた時は、
本当に鳥肌が立ちました。
誰もが天使のような存在で、
大切にされ、愛されています。
一人一人もっともっと自分を愛し、
大切にしてほしい。
そして、何よりお客様が癒される場所、
本当の自分に気付きキラキラ輝いてほしい。
そんな想いでこのサロン名にしました。
お客様は世界でたった一人の天使。
誰も代わりはいません。
愛されてます。
~ ~ ~ ~
素敵ですね。
ブログには、
5年前、yumiさんがサロンをオープンされた
喜びの言葉が書かれていました。
< サロンオープン時の記事はこちら >
5年前といえば、
ちょうど私が、京都から高知へ赴任した年。
御射山公園の桜をバックに記念撮影して、
高知へ旅立った年です。
< 5年前の桜と私 >
鍼灸を受けた夜、
そんなことを考えていたら、
なんだかウトウトしてきました。
鍼灸が効いていたのです。
寝る前に、
ふとんに入ると、
身体全体が優しく、
じわじわと温まるような感覚になりました。
ガツンという感じではなく、、
柔らかく、じんわりとした感じです。
そんな心地よさを感じながら、
この日はぐっすり眠りました。
yumiさん、ありがとうございます。
【コラムの執筆者】
松岡 学
高知工科大学 准教授、博士 (学術)
数学者、数学教育学者
大学で研究や教育に携わる傍ら、
一般向けの講座を行っている。
アドラー心理学の造詣も深く、
数学の教育や一般向け講座に取り入れている。
音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。
ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。
出版物:『数の世界』ブルーバックスシリーズ、講談社。
『5歳からはじめる いつのまにか子どもが算数を好きになる本』スタンダーズ社。
詳しいプロフィールはこちら
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